高校年代の日本一を決める高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグの第5節が、7日と8日の2日間にわたって各地で開催されました。
第5節の結果は下記の通りです。カッコ内は会場。
[EAST]
FC東京U-18 3-0 鹿島アントラーズユース(東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド)
青森山田高校 3-0 清水エスパルスユース(青森山田高校)
流通経済大学付属柏高校 2-3 横浜F・マリノスユース(流通経済大学付属柏高校)
市立船橋高校 3-2 柏レイソルU-18(船橋市法典公園球技場)
アルビレックス新潟U-18 2-2 大宮アルディージャユース(デンカスワンフィールド)
[監督・選手コメント]
佐藤一樹 監督(FC東京U-18)
序盤は鹿島のプレッシャーに圧倒され、自分たちのリズムをつかめませんでしたが、徐々に相手の強度に慣れ、本来のサッカーを見せることができたと思います。開幕戦で清水に敗れてから、目の前の試合を必死になって戦っています。それが結果につながっていると思いますが、順位のことはあまり深く考えていません。
生地慶充 選手(FC東京U-18)
前半は少し硬くなってしまったのですが、そこで点を取ることができて落ち着いたと思います。個人的には、得点に絡むプレーをもっと見せたかったのですが、ゴール前でのパスやシュートの質や、積極的に仕掛ける姿勢が足りませんでした。今後は、前に進む動きを意識したいと思います。
平川怜 選手(FC東京U-18)
高校生になってから、守備の意識を高く持つように心がけています。相手選手に激しく体を寄せること、ハードワークすることが当たり前になっています。「自分がチームの中心」という気持ちでプレーしたいですし、もっとドリブルなどで前に仕掛けていきたい。試合の展開に応じて攻守のバランスを取りつつも、自分の持ち味を出そうと思います。
熊谷浩二 監督(鹿島アントラーズユース)
勝点を積み上げることができず、難しい状況です。要求も多い中、3年生は頑張ってくれているので、今後はチーム全体の底上げに取り組まないといけないと思っています。勝点を積んだことで、ここ数試合は「自分たちは通用するのか、通用しないのか」という、曖昧な姿勢で試合に入っています。そこが、今後の改善点です。
松浦航洋 選手(鹿島アントラーズユース)
走ること、声を出すこと、1対1で負けないことなど、自分たちのベースである、当たり前のことをしっかりとやらないといけないと思います。今年のチームは、先制された後や、点差をつけられてからエンジンがかかることも多い。キャプテンである自分が、もっと声を出してチームをまとめる必要があります。
[WEST]
サンフレッチェ広島F.Cユース 1-2 ヴィッセル神戸U-18(吉田サッカー公園)
大分トリニータU-18 0-1 名古屋グランパスU18(大分銀行ドーム)
東福岡高校 1-4 セレッソ大阪U-18(東福岡高校)
ガンバ大阪ユース 3-1 京都サンガF.C. U-18(万博記念競技場)
大津高校 ※延期 神戸弘陵学園高校
※熊本地震の影響により延期
監督・選手コメント
沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
前半は守備時に自陣に引いてしまった上、攻撃でも高い位置に出ていくことができず、自分たちの目指すサッカーができませんでした。ハーフタイムに「もっと前にいこう」と声を掛けたことで少しチームの雰囲気は良くなったのですが、攻撃は最後まで落ちつかなかったように思います。1週間後には、(延期になった)大分戦があるので、そこでもう一度しっかり戦います。
力安祥伍 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
立ち上がりから相手にペースを握られ、自分たちの時間をつくれないまま前半が終わってしまいました。苦しい試合展開の中、みんなでうまく守れていたのですが、集中力を欠いた瞬間に失点し、悔しいです。気持ちを切り替えて、また次の試合から勝点3を積み上げていきたいと思います。
野田知 監督(ヴィッセル神戸U-18)
シュートを決められるチャンスが何本もあったのに、決め切れなかったことで拮抗した試合になりました。ただ、中盤の選手が長短のパスを使い分けながらタメをつくるなど自分たちらしいサッカーができましたし、内容は今シーズンの中で最も充実していました。気持ちの面でも、みんなが球際で負けることなく最後まで走り切って、本当によく頑張ってくれました。
鶴田海人 選手(ヴィッセル神戸U-18)
今節を最後にリーグが中断するので、チーム全員で「勝点3を取りにいこう。絶対に勝とう」と強く意識して試合に入りました。セカンドボールへの対応で気持ちの強さを見せたことで守備が機能し、試合の主導権を握ることができたのだと思います。3節の神戸弘陵学園高校戦からは最終ラインでしっかりボールを回せるようになり、チームの調子も上がりました。中断明けもこの勢いを保っていけるよう、毎日の練習に取り組みます。