20日(水)に行われるヤマザキナビスコカップ グループステージ第4節。Aグループの注目マッチは首位の大宮と2位の神戸の直接対決だろう。前節、湘南を破り首位に立った大宮は3試合で無失点と堅守が好調の要因。一方、1試合消化が少ない神戸は2試合・6得点と攻撃陣が躍進をけん引している。対照的な両者の激突は勝ったほうがノックアウトステージ進出へ大きく前進する重要な一戦に。ひとつのミスも許されない質の高い攻防が期待できそうだ。
湘南vs磐田は、直近のリーグ戦でともに完敗を喫したチーム同士の対戦に。湘南は鹿島に0-3、磐田は横浜FMに1-5とともにいいところなく敗れている。中3日と時間が限られるなか、いかに修正力を示せるのか。曺 貴裁、名波 浩両監督の腕が試されるところだ。
3連敗とグループ最下位に沈む名古屋は、3位の甲府と対戦。4月に入り急激にペースダウンした名古屋にとっては、週末のリーグ戦に向けて勢いを得るためにも勝利を手にしたい。対する甲府はノックアウトステージ進出が十分に射程圏内にある。外国籍選手たちが好調を維持しているだけに、彼らのパフォーマンスがこの試合のポイントとなるはずだ。
無敗でグループBの首位に立つ仙台は、こちらも負けがない福岡をホームに迎える。直近のリーグ戦で浦和に敗れた仙台は自慢の堅守に陰りが見え始めているだけに、今一度自分たちの戦いに立ち返るべきだろう。福岡も守備型のチームなだけに手堅い試合となりそうだが、我慢強く隙を見せない戦いを貫いたほうに勝利は近づくだろう。
前節、新潟に大勝を収め2位に浮上した川崎Fは柏と対戦。ともに攻撃力が売りのチームで、状態も良好なだけに激しい撃ち合いが期待できそう。優れたキッカーを備えているだけに、セットプレーの攻防が勝敗を分けるファクターとなるかもしれない。
リーグ戦で好調の横浜FMだが、ヤマザキナビスコカップでは勝利がなく、Bグループの最下位に沈む。今節の相手は鳥栖。こちらも未勝利で、ともにノックアウトステージ進出には勝利が必須の情勢だ。ヤマザキナビスコカップでは若手を積極起用する横浜FMに対し、鳥栖はリーグ戦と同様のメンバーで臨むことが予想される。その起用法が吉と出るか凶と出るか。両者のパフォーマンスに要注目だ。
■各試合の見どころをチェック!
・Aグループ
湘南vs磐田
名古屋vs甲府
神戸vs大宮
※鹿島は試合なし
・Bグループ
仙台vs福岡
柏vs川崎F
横浜FMvs鳥栖
※新潟は試合なし