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Jリーグヒューマンキャピタル(JHC)第2期が開講【イベントレポート】

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2016年4月12日(火) 10:50

Jリーグヒューマンキャピタル(JHC)第2期が開講【イベントレポート】

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Jリーグヒューマンキャピタル(JHC)第2期が開講【イベントレポート】
第2期の受講者は33名。選手OB、会社経営者など様々な職種から参加している

『Jリーグ・立命館「JHC教育・研修コース(基礎)」』の第2期開講式が4月9日、JFAハウスで行われました。

JHC(Jリーグヒューマンキャピタル)は、Jリーグが将来のプロスポーツクラブの経営を担う人材開発・育成を目的として2015年にスタート。立命館大学との提携により行われる1年目のJHC教育・研修コース(基礎)と、2年目以降、一部の選抜者をJリーグが雇用して行われる実践研修及びキャリア・デザインから構成されています。昨年5月に開校した第1期講座には、元日本代表の中田浩二氏ら選手OBをはじめ、一般のビジネスパーソンまで42名が参加し、受講を修了しました。

村井チェアマンは受講者に対し「人間力を磨いてほしい」とメッセージを送った
村井チェアマンは受講者に対し「人間力を磨いてほしい」とメッセージを送った

今回の第2期講座にも元日本代表の平野 孝氏ほか会社経営者、金融関連など様々な職種から計33名が受講します。年齢層は25歳から59歳まで、平均年齢は38歳。Jクラブからの受講者が昨年より増えたほか、今期よりJリーグ職員も交えた構成となっています。開講式では自ら受講者の面談も行ったというJリーグ村井 満チェアマンがあいさつし、「ベースは人間力。みなさんが切磋琢磨していく中で、徹底的に自分自身の人間力を磨いていただきたい」とメッセージを送りました。

「この講座では、PDCA(効率よく業務を行うための理論)ではなくPD(M)CAという考え方を持っていただきたい。真ん中にM、ミスがあります。サッカーは足を使うスポーツで、ミスの連続です。人間はミスを犯す、という本質を表現しているのがサッカーです。これから講座が始まり、みなさんは様々なミスを犯すでしょう。ただ、それを許容できる仲間でありたいと思います。そのミスをしっかり反省して分析して、成長していってもらいたいと思います。今、スポーツ行政含め、他のスポーツ団体もこの講座に注目しています。スポーツ界全体を皆さんと盛り上げていきたいと思います」

開講式には立命館大学の吉田美喜夫総長も出席。「みなさんは今日からJリーグのファミリーであり立命館のファミリーであると思っています。Jリーグ、立命館、両者の理念の下でスポーツを通じて世のため、人のため、世界のためになる未来を生み出してもらいたいと思っています」と祝辞を述べました。

元日本代表の平野氏も参加。「スタジアムを中心とした街づくり」を目標に掲げた
元日本代表の平野氏も参加。「スタジアムを中心とした街づくり」を目標に掲げた

式の最後には、受講者を代表して3名があいさつしました。そのなかのひとりである平野氏は、次のように抱負を語りました。

「JHCに参加することを決めた理由は、この国にサッカーを文化として根付かせ、スタジアムを中心とした街づくりをしていきたいという目標があるからです。私はプロとして18年間やってきましたので、ピッチ内の知識は皆さんに負けないと思います。ただピッチ外のことに関しては無知です。しっかりとサッカー以外の知識をこの1年間で学び、身に付けていくことがこの目標を達成するための一つの要素だと思います。密度の濃い1年になるかと思いますが、みなさんの知恵を借りながら、自分自身も成長していければと思います」

講座は4月から来年3月まで行われ、Jリーグ・Jクラブの全体像について学ぶモジュールⅠ(~7月末)を皮切りに、モジュールⅣまで年間で計200コマが予定されています。講座内ではJリーグやプロスポーツ界のキーパーソンによる講演やグループワーク、フィールドワークなどを通じて、プロスポーツの経営者に求められる意思決定判断や事業計画策定、組織マネジメントなど総合的な能力向上を目指したカリキュラムが提供されます。

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