水曜日の試合から中3日で迎えるグループステージ第2節。Aグループでは開幕戦で鹿島に競り勝った甲府の試合に注目だ。
ビリー セレスキー、ニウソンと今季加入の新外国籍選手の活躍もあり、前回王者に競り勝ったのは自信につながるはず。クリスティアーノも含めた外国籍トリオが好調なのは心強く、この勢いを今節につなげられるかがポイントとなるだろう。対する大宮は江坂 任のゴールを守り抜き名古屋に競り勝っている。連勝をかけた一戦は、勝った方がノックアウトステージ進出に大きく前進するだけに、勝利への執念を前面に押し出した激しい攻防が期待できそうだ。
連敗を避けたい名古屋は、初陣となる湘南をホームに迎える。前節の大宮戦では決定力不足を露呈しただけに、FW陣の奮起が望まれる。一方の湘南は水曜日に試合はなかった分、コンディション面には一日の長がある。持ち味である運動量豊富なサッカーで、相手を押し込みたい。
磐田に逆転勝利を収め勢いの乗る神戸は、鹿島をホームに迎える。ペドロ ジュニオール、レアンドロと役者がきっちり仕事をこなしており、この試合でもふたりのパフォーマンスがカギを握る。鹿島は前節、代表勢不在の影響が大きく出た形となったが、2連敗だけは避けたいところ。代わりにチャンスを得る選手たちが意地を見せられるか。連覇のためにも負けられない一戦だ。
グループBでは、唯一勝利を挙げた仙台が柏のホームに乗り込む。榎本 滉大ら若手の活躍は好材料で、チームからも勢いが感じられる。対する柏はリーグ戦を含めいまだ勝利がない。不調の原因は不用意な失点の多さにあるだけに、まずは守備の安定感を取り戻したいところだ。
ともに前節を引き分けた川崎Fと福岡は、勝点3の確保が必須の一戦に。川崎Fは代表活動に複数選手を供給しているうえ、大久保 嘉人を欠いた影響からか、リーグ戦の勢いを初戦の横浜FM戦につなげられなかった。エースの出場の可否も気になるところだが、リーグ戦で見せつけている連動性の高い攻撃を表現できるかがポイントとなるだろう。一方の福岡は2点のリードを守り切れずに、柏と引き分けた。昇格後、まだ白星を手にできておらず、J1の戦いに苦しんでいる。川崎Fが難敵であるのは間違いないが、まずはひとつ結果を出し、自信を手に入れたいところだ。
仙台に敗れた新潟は、鳥栖をホームに迎える。仙台戦ではシュート数で大きく上回り、チャンスを得た若手も躍動感あるプレーを見せていた。今節ではその内容を結果へと結び付けたい。対する鳥栖はこれがヤマザキナビスコカップの初戦となる。代表に主力を送り出しているため陣容の変化を余儀なくされるが、ハードワークをベースに、豊田 陽平の決定力を導き出したい。
■各試合の見どころをチェック!
・Aグループ
甲府vs大宮
名古屋vs湘南
神戸vs鹿島
※磐田は試合なし
・Bグループ
柏vs仙台
川崎Fvs福岡
新潟vs鳥栖
※横浜FMは試合なし