明治安田生命J1リーグ開幕を翌日に控えた2月26日、東京・千代田区にある都道府県会館で、Jリーグ開幕PR装飾の展示がスタートした。
これはJリーグと都道府県東京事務所との共同PR施策として行われるもので、各都道府県事務所の展示ブースに、地元クラブのポスターやユニホームなどを装飾。サッカーを通じて、それぞれのホームタウンをPRしている。
この展示は今年で5回目で、今回はJFL、地域リーグ所属クラブのホームタウンも含めた全43都道府県が参加している。
イベントを主催する岐阜県東京事務所の今井 進さんは、「それぞれの都道府県にはJリーグを盛り上げたいという想いがあります。普段、それぞれの展示物はバラバラなんですけど、開幕に合わせたこの時期だけは、一致団結してJリーグを盛り上げましょうと。そういう想いでこの展示をやらせていただいています」と、開催趣旨を説明。またブースにはサッカーだけにかかわらず観光パンフレットなども置いてあり、「各地域の観光情報がこちらには揃っていますので、サッカー観戦と観光をセットで楽しんでいただければ」と、地域活性化への期待も込めた。
初日のこの日は、Jリーグの村井 満チェアマンが展示の様子を視察した。各フロアにあるそれぞれのブースを一つひとつ回り、各都道府県関係者とサッカー談議に花を咲かせた。
視察を終えた村井チェアマンは、「サッカーを題材にPRしていただけるのは非常にありがたいこと。ここまで揃うと壮観ですね。非常にカラフルだし、サッカーが各地域に根付いていることを、改めて目で見て分かる気がします」と、各都道府県のPR施策に感謝の意を示した。
またJリーグクラブが全国各地に広がっている状況にも触れ、「38都道府県、53クラブまで増え、日本全国どこに行ってもプロスポーツがある状況に近づいてきました。人生を楽しむこととスポーツを楽しむことが一体となって、初めて豊かなスポーツ文化になる。勝った、負けただけではなく、スポーツ文化を日本に根付かせていくというのがJリーグの大事な役割だと考えています。スポーツを楽しむという想いで、全国のスタジアムに足を運んでいただければと思います」と、全国のファン・サポーターに、メッセージを送っている。
なおこの展示は3月11日まで同施設で開催され、一般観覧は平日の8時~19時まで。地下連絡通路にもポスターなどが掲出されており、こちらは全日観覧可能となっている。