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広島vs川崎F、G大阪vs鹿島…、激戦必至の好カードが目白押し【プレビュー:明治安田J1 1st 第1節】

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2016年2月26日(金) 12:00

広島vs川崎F、G大阪vs鹿島…、激戦必至の好カードが目白押し【プレビュー:明治安田J1 1st 第1節】

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広島vs川崎F、G大阪vs鹿島…、激戦必至の好カードが目白押し【プレビュー:明治安田J1 1st 第1節】
開幕戦で広島vs川崎Fの好カードが実現。佐藤(広島)と大久保(川崎F)のJ1通算最多得点記録更新にも注目が集まる。

いよいよ2月27日に幕を開ける明治安田生命J1リーグ。開幕から好カードの目白押しとなった。

最注目は昨季のJ1王者に輝いたサンフレッチェ広島と、風間体制5年目を迎えた川崎フロンターレの一戦だ。いずれも明確なスタイルを持つ両者だけに、その特長がピッチ上に鮮やかなコントラストを描くはずだ。

丁寧なビルドアップから一気に相手の裏を突くスピーディな展開を得意とする広島に対し、川崎Fはテンポの良いパスワークでゲームを支配するスタイル。ポゼッションでは川崎Fが上回るだろうが、広島は粘り強い守備からの鋭いカウンターに活路を見出すはずだ。

この試合では“記録”にも注目したい。昨季の最終節でJ1通算最多得点記録(157)に並んだ広島の佐藤 寿人がゴールを奪えば、歴代単独トップとなる。一方、川崎Fの大久保 嘉人は現在、156得点と佐藤に1点差に迫っている。複数得点を記録すれば一気に単独トップに躍り出る可能性もあり、この両エースの一挙手一投足からは最後まで目が離せない。

また両チームには、彼ら以外にも優れたストライカーが控える。浅野 拓磨と森本 貴幸。日本の未来を担う若武者と、世界を経験した元祖怪物。彩り豊かなストライカーたちの競演は、この試合をさらに盛り上げるファクターとなるはずだ。

完全移籍で復帰した鹿島の金崎。G大阪にとっては厄介な存在であることは間違いない。
完全移籍で復帰した鹿島の金崎。G大阪にとっては厄介な存在であることは間違いない。

昨季のJリーグヤマザキナビスコカップ決勝の再戦となったガンバ大阪vs鹿島アントラーズも激戦必至の好カードだろう。大型補強で攻撃のパワーアップに成功した前者に対し、後者はリオ五輪世代の若きタレントたちを各エリアに迎え入れ、こちらも選手層の拡充に成功している。

G大阪は開幕前のFUJI XEROX SUPER CUPで広島に完敗を喫し、水曜日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では敵地で水原三星(韓国)と激闘を繰り広げた。連戦による疲労が懸念されるが、新たな本拠地となった市立吹田サッカースタジアムでの初陣に高いモチベーションで臨むだろう。

鹿島とすればヤマザキナビスコカップ決勝の再現を狙いたいところ。その試合のヒーローとなった金崎 夢生が開幕前に完全移籍でチームに復帰したのも心強い。司令塔、柴崎 岳が欠場濃厚なのは痛手だが、大事な試合での勝負強さは鹿島の伝統だ。両者の意地とプライドが、新スタジアムで激しく火花を散らすだろう。

昨季、1stステージを制した浦和レッズは、柏レイソルの本拠地に乗り込む。G大阪と同様に水曜日にACLの初戦を戦ったばかりで、中2日での試合となる。ただし、リーグ屈指の選手層を誇るだけに、指揮官が巧みな用兵術でこのハードスケジュールに対処するはずだ。一方の柏も新監督の手腕に注目したい。ミルトン メンデス監督が標榜する攻守の切り替えの早いサッカーがどこまでチームに浸透しているか。約1年半ぶりに復帰した田中 順也のパフォーマンスも、柏にとっては重要なポイントとなる。

昇格組の大宮アルディージャはアウェイでFC東京と対峙する。J2リーグで他を圧倒したその強さは、J1の舞台でも通用するのか。5年半ぶりに復帰した城福 浩監督の下で、攻撃型へと再び舵を切ったFC東京との対戦は今シーズンの行方を占う試金石となるだろう。

名波監督と小倉監督。かつては天才レフティーとしてJリーグを盛り上げた2人が開幕戦で相見える。
名波監督と小倉監督。かつては天才レフティーとしてJリーグを盛り上げた2人が開幕戦で相見える。

ジュビロ磐田名古屋グランパスをホームに迎える。名波イズムが浸透し、3シーズンぶりのJ1での躍進を目論む前者に対し、新人監督を迎えた後者には期待と不安が入り混じる。小倉 隆史監督が求めるスタイルをどこまで体現できるか。新戦力のパフォーマンスも含め、新生グランパスの初陣には大きな注目が集まる。

アビスパ福岡は、サガン鳥栖との“九州ダービー”に挑む。J2から這い上がってきたチームの特長はその堅守にある。屈強なストライカー豊田 陽平を擁する鳥栖の攻撃をどう食い止めるのか。両者はJ1の舞台では初対戦となるだけに、ベアスタは大いに盛り上がるはずだ。

湘南ベルマーレアルビレックス新潟の一戦も興味深い。ともにハードワークを持ち味とするチーム同士の対戦だけに、アグレッシブな展開が期待できそう。球際の攻防と勝利への執念が結果を左右しそうだ。

知将ネルシーニョ監督率いるヴィッセル神戸ヴァンフォーレ甲府を迎え撃つ。主軸が抜けた一方で、藤田 直之ら即戦力を補強した。昨季築かれたベースに、新戦力がいかに融合するか。ホームで甲府を撃破し、巻き返しのシーズンに勢いを付けたい。一方の甲府は昨季終盤に示した勝負強さをどこまで維持できているかがポイント。クリスティアーノという大砲の復帰もポジティブな要素で、このブラジル人ストライカーの一発に勝機を見出したい。

ともに堅守を持ち味とする横浜F・マリノスベガルタ仙台の一戦は、1点を争う緊迫の一戦となりそうだ。カギを握るのは背番号10の存在(中村 俊輔と梁 勇基)。巧みなパスワークで攻撃を操る両司令塔は、ともに質の高いプレースキックも備えるだけに、セットプレーの攻防も勝敗を分けるポイントとなりそうだ。ただし、横浜FMの中村は体調不良により開幕戦出場が微妙な情勢。このレフティに取って代わり得る存在はいないだけに、エリク モンバエルツ監督の手腕がよりクローズアップされるだろう。

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