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向井(神戸U-18)「打った結果がゴールにつながって良かった」【レポート:NEXT GENERATION MATCH】

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2016年2月20日(土) 16:27

向井(神戸U-18)「打った結果がゴールにつながって良かった」【レポート:NEXT GENERATION MATCH】

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向井(神戸U-18)「打った結果がゴールにつながって良かった」【レポート:NEXT GENERATION MATCH】
値千金の同点ゴールを挙げた向井(#11)

2月20日、Jクラブユースと高体連の選手たちが激突するNEXT GENERATION MATCHが日産スタジアムで行われ、U—18Jリーグ選抜と日本高校サッカー選抜は1-1で引き分けた。

日本高校サッカー選抜の早稲田 一男監督が「開始早々にはかなり押し込まれる時間もありました」と振り返ったように、最初にリズムを掴んだのはU—18Jリーグ選抜だった。足下の高い技術を生かした試合運びで主導権を握り、相手を押し込んでいった。

しかし、日本高校サッカー選抜も劣勢のまま沈黙していたわけではない。多くの選手たちが「球際では絶対に負けない気持ちで戦っていた」と話したように、粘り強い守備で攻撃を跳ね返し続け、鋭いカウンターで反撃の意志を示した。

そして、時間が経つにつれて、日本高校サッカー選抜もボランチの中村 健人を中心に中盤でパスを回せるようになり、試合は一進一退の攻防が見られる白熱の展開となった。

均衡が破れたのは34分、先制したのは日本高校サッカー選抜だった。MF藤川 虎太朗のパスを受けたFW旗手 怜央がペナルティエリア内で相手守備陣を翻弄し、最後は左足を一閃。旗手本人も「ペナのなかは常にドリブルで仕掛けてゴールを狙うというのは意識していましたし、それが自分の持ち味なので、それができて良かったと思います」と胸を張る、個人技の光った一撃だった。

試合は後半に入っても闘志のぶつかり合う見応えのある展開となったが、ビハインドを負ったU—18Jリーグ選抜の大槻 毅監督が次々と交代のカードを切って流れを変えようと試みると、その采配が実った。

48分、MF梶山 幹太が絶妙なパスで攻撃にスイッチを入れると、5分前に交代で入っていたFW向井 章人が「相手が前にいましたけど抜けると思って自分で打った結果があのゴールにつながったので良かったと思います」とファーストタッチで相手のマークを巧みに外し、鋭いシュートでゴールネットを揺らした。

終盤は日本高校サッカー選抜が優勢に立ち、決定機を作る場面もあったが、U—18Jリーグ選抜はGK大迫 敬介のファインセーブや、DF橋岡 大樹の1対1の強さを生かしたディフェンスなどでしのぎ切り、試合は同点のまま試合終了のホイッスルを迎えた。

[文:神谷 正明]

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