かつてチームを率いていた城福 浩監督を復帰させたFC東京が9日、AFCチャンピオンズリーグのプレーオフでタイのチョンブリFCと対戦する。
この時期の公式戦がいかに難しいものかは昨季の柏レイソルが証明している。ACLプレーオフで同じくチョンブリFCと対戦した柏は優位に進めたが、やはり連係面やコンディションが万全ではなく、延長戦にまでもつれ込み、なんとか3-2で勝利した。
今回はそのときよりも開催が8日も早いため、FC東京は1月16日の始動からわずか25日で負けたら終わりの重要なゲームを迎えなくてはならない。
もっとも、選手たちのコンディショニングは順調に仕上がっているようだ。池田 誠剛新フィジカルコーチのもと、選手たちをグルーピングして走る距離を変えたり、ジャンプの種目を回避させたり、坂道ダッシュの下りだけを辞めさせたりと、個々の疲労を考慮しながら、細心の注意を払ってフィジカルトレーニングを積んだという。「けが人も出なかったし、6、7割のレベルではなく、かなり良い状態」と城福監督も自信を覗かせている。