FC東京は昨シーズン、明治安田J1 2ndステージ最終節まで明治安田チャンピオンシップ出場の可能性を残しながら、惜しくも得失点差で涙を飲んだ。初のJ1優勝を目指す今シーズンは、城福 浩監督が2010年9月以来の復帰。既存戦力の東 慶悟、中島 翔哉、河野 広貴といった攻撃陣に、FW阿部 拓馬、MF水沼 宏太が加わり、機動力あふれる攻撃サッカーが期待できそうだ。正確なクロスには定評があるDF駒野 友一の加入は、ジュビロ磐田時代のチームメートでもあるFW前田 遼一とのホットライン復活を予感させる。
明治安田生命J2リーグ優勝の大宮は、2年ぶりのJ1の舞台となる。昨シーズンのJ2リーグ最多タイとなる72得点を記録した攻撃力が、まずはDF森重 真人を軸とするFC東京の堅守に挑む。FWには昨シーズンJ2得点ランキング2位(19点)のムルジャを擁し、新たに同6位のネイツ ペチュニクをジェフユナイテッド千葉から補強するなど、戦力アップを図った。松本山雅FCから新加入のMF岩上 祐三は、セットプレー、ロングスローで攻撃のオプションを増やしてくれるはずだ。