天皇杯は26日に準々決勝が行われ、浦和レッズ、柏レイソル、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島の4チームがベスト4進出を決めた。
神戸と対戦した浦和は、22分に興梠 慎三のゴールで先制すると、その3分後に李 忠成が追加点をマーク。32分に、神戸の三原 雅俊が2度目の警告で退場処分になり数的優位に立つと、44分に宇賀神 友弥が決めて3-0とし、神戸を一蹴した。
2度のリードを奪いながら、仙台の粘りに屈して延長戦に持ち込まれた柏は、延長前半開始直後に仙台のウイルソンに逆転ゴールを許してしまう。しかし116分、クリスティアーノがこの日ハットトリックとなる値千金の同点ゴールを挙げる。勝負の行方はPK戦まで縺れ込み、仙台は3人目の梁 勇基が失敗。柏はキッカー全員が成功し、PK戦の末に仙台を破りベスト4進出を決めた。
G大阪と鳥栖の一戦は、宇佐美 貴史の2ゴールなどでG大阪が鳥栖に3-1で快勝。万博でのラストマッチを勝利で飾った。
FC東京と対戦した広島は、終盤までFC東京にリードを許す展開に。しかし途中出場の浅野 拓磨が85分に同点ゴールを挙げると、さらに103分、この日2点目となる逆転ゴール。ベストヤングプレーヤー賞に輝いた若きエースの活躍で広島がFC東京を2-1で下した。
これでベスト4が決定。12月29日に行われる準決勝の対戦カードは、浦和vs柏(13:05/味スタ)、G大阪vs広島(15:05/ヤンマー)に決定した。