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【試合後コメント:クラブW杯 3位決定戦】森保監督(広島)「平和都市・広島の存在を180か国に伝えられたと思う」

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2015年12月20日(日) 21:00

【試合後コメント:クラブW杯 3位決定戦】森保監督(広島)「平和都市・広島の存在を180か国に伝えられたと思う」

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【試合後コメント:クラブW杯 3位決定戦】森保監督(広島)「平和都市・広島の存在を180か国に伝えられたと思う」
3位となった今大会を森保監督は「厳しい戦いだったが楽しむことができた」と振り返った

20日にFIFA クラブワールドカップ ジャパン2015の3位決定戦が行われ、広島が広州恒大(中国)に2-1と勝利を収めました。試合後の森保 一監督のコメントです。

――大会を通じての感想について。
「クラブワールドカップは素晴らしい大会。世界の強豪、各大陸王者が集まるトーナメントに出られたことで、幸せな思いで試合ができたし、厳しい戦いだったが楽しむことができた。開催国枠としての出場でしたが、Jリーグ、日本の代表として戦う誇りと責任を持って戦った結果が3位。Jリーグでやってきたこと、積み上げてきたことであり、リーグ全体の自信につながればと思います。地方都市のクラブとしてこの結果で地域の方に喜んでいただければ。3位という結果で終われて、平和都市・広島の存在を180か国に伝えられたと思います」

――多くの選手を起用し、活躍したことについて。
「今大会だけで4連戦、その前にチャンピオンシップも戦って心身ともに消耗したところから、素晴らしい大会に出て、タフな戦いの中でシーズンを通してやってきた『成長しながら結果を出す』ことができた。総合力で3位という結果を勝ち取ったことは自信になるし、来年のアジアとJリーグを並行して戦うシーズンにとっても、選手を入れ替えながら結果を出したことがつながっていくはず」

――Jリーグ優勝とCWC3位は、どちらがうれしいのか?
「違う大会ですからね、どちらもうれしい。この大会で世界の大陸王者を相手に結果を出そうとやってきた。今日はアジア王者との戦い。広州は3連戦、我々は4連戦。タフな戦いになればなるほど、持ち味の粘り強く戦うことが大事だった。それで結果を出せたことを自信にしたい」

――美しさと勝つこと、そのバランスを取るのは難しいと思うが、その中で引き替えにしたことは?
「勝つことにこだわるのは、プロの世界では絶対にやらないといけないこと。我々は育成型クラブの哲学のもと歴史を積み重ね、一人ひとり成長しながらチームとしても成長しようとやってきた。美しく勝つというより、粘り強くタフに勝っていこう、しぶとく勝点を積み重ねていこう、と。もちろん美しく勝つことが理想だが、ぎりぎりのせめぎ合いの中で勝っていこうと言ってきた。練習では全て同じコンセプトやって、誰がトップチームに絡んでも同じ絵を描けるようにやってきたし、ポジション争いでしのぎを削ったことが結果につながっている。ただ結果も大事だが、何より練習をしっかりやろうと思ってきた。美しくよりも、しぶとく勝つことを求めている」

――世界3位になったことで、周囲にどんな影響を期待しているか。
「我々がやってきた結果で、サッカースタジアムの建設の機運が高まっている。できれば広島市中心部、旧市民球場跡地などにできればいい。リバープレートのサポーターが広島まで観光に行き、平和公園を訪れて大阪に試合に行ったりと、サッカーは世界に通じるスポーツ。スタジアムができて我々も結果を出して、街が潤っていける。世界に向けて広島を発信し、広島にも来ていただけると思います」

――開幕戦以外は序盤押し込まれても盛り返していた。なぜ試合の入りに押し込まれるのか。
「リバープレート戦は相手がいいコンディションで、圧力をかけてくる戦い方をしてきた。今日は違います。選手を入れ替えながらやっていく中で連係面で不安定なところがあった」

――選手にはなんと声を掛けたのか。
「最後まで諦めず戦うこと。総合力で結果を出せたことをみんなで喜ぼうと話しました」

――広州恒大を上回れた理由について。
「広州恒大も疲れが見えていた。お互い疲労もある中で、我々は運動量を多くし、選手が入れ替わっても自分たちのやり方を継続してやった結果だと思います。きょうの広州恒大は序盤に点を取って、落ち着いて試合を進めようとしていたが、それ以外の時間は我々がゲームをコントロールできていた。来年のACLについては、クラブとして最高の結果がベスト16。まず目の前の試合に集中し、クラブの歴史を塗り替えていきたい」

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