FIFA クラブワールドカップ ジャパン2015は13日、大阪長居スタジアムで準々決勝の2試合が行われた。
開幕戦を勝利した開催国代表のサンフレッチェ広島は、アフリカ王者のTPマゼンベ(コンゴ民主共和国)と対戦。前半は押し込まれる展開となり多くのピンチを招いたが、粘り強い対応でゴールを許さない。すると前半終了間際の44分、CKから塩谷 司が2試合連続ゴールとなる先制点を奪取。さらに後半立ち上がりの56分にはまたしてもCKから今度は千葉 和彦が頭で合わせて追加点を奪った。
2点のリードを奪った広島は、人数をかけて後方を固め、時折鋭いカウンターを放ち、さらなる好機を演出。78分には青山 敏弘のフィードに抜け出したミキッチからのクロスを、途中出場の浅野 拓磨がヘディングで3点目を奪取。狙い通りの試合運びで、アフリカ王者に3-0と完勝を収めた。
勝った広島は16日に同じ大阪長居スタジアムで南米王者のリバープレート(アルゼンチン)に挑む。
準々決勝のもう1試合は、アジア王者の広州恒大(中国)が北中米カリブ海王者のクラブ・アメリカ(メキシコ)に2-1で逆転勝利。17日に横浜国際総合競技場で欧州王者のバルセロナ(スペイン)と決勝進出をかけて対戦する。
なお敗れたTPマゼンベとクラブ・アメリカは16日に5位決定戦を行う。