明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップは5日に決勝 第2戦が行われ、広島がG大阪と1-1で引き分け、2試合合計4-3で広島が優勝を成し遂げました。
この優勝について、Jリーグの村井 満チェアマンがコメントしています。
■村井 満Jリーグチェアマン
「サンフレッチェ広島のみなさん、明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ優勝、そして2年ぶり3度目のJ1年間チャンピオン誠におめでとうございます。
堂々たる優勝でした。明治安田生命2ndステージの優勝のときもそうでしたし、本大会の決勝第2戦もそうでしたが、広島の地に満員のお客様を迎えたなかでの見事な優勝であったと思います。森保 一監督の「目標はJリーグ杯」の言葉のとおり、ステージ優勝を決めたあとも決して気を緩めることなく、続く明治安田生命チャンピオンシップでも非常に高いパフォーマンスを発揮しました。本日得点を決めた浅野 拓磨選手をはじめとする若手選手の躍進や、若手選手とベテラン選手のバランスの良さが際立っていました。
大会を通じ、準決勝は1回戦、決勝はホーム&アウェイのトーナメント方式ということで、負けたら終わりという緊張感のなか、ベテラン選手を含めて僅かな隙が命取りになるようなタフな戦いを強いられたと思いますが、どのチームも本当に高い緊張感をもって戦い抜いてくれたと思います。素晴らしい戦いを繰り広げた3クラブを称えたいと思います。
3戦を通じて95,149人の方にご来場いただき、また地上波放送等を通じテレビでも多くの方にご覧いただきました。久しぶりにJリーグを観たという声も数多くいただいております。また、今回初の試みとして、ウェブやSNS等で試合の速報の動画配信を行いましたが、決勝第1戦の動画が100万回以上再生され、約350万人がサイトを訪れるなど数多くの方にご覧いただくことができました。そういう意味ではたくさんのお客様に観ていただけて、大会としても盛り上がったと思います。なお、この結果、シーズン通算入場者数が1千万人を超える10,000,820人となり、2009年の9,571,079人を超えるお客様にご来場いただきました。
一方でいくつか課題も残しました。例えば準決勝は結果的に空席が見られましたが、短期間のなかでより一層リーグとクラブとが一緒になって取り組んでいくことが必要かもしれません。またトーナメント表をよりわかりやすい形で定着させるためには告知やコミュニケーション上の改善も必要であると認識しています。
より多くの人にJリーグを知っていただくために、シーズンを通した山場を増やそうと、今年大きなチャレンジとして大会方式変更に踏み切りました。シーズンを振り返るにあたり、興行面における注目度のみならず、ファン・サポーターをはじめとした幅広いお客様の声を広くお伺いするとともに、競技面の質的向上の観点や、運営面、事業面といった幅広い観点から、クラブの意向も聞きながら検証を行ってまいります。そしてチャンピオンシップも含めた最新情報を速やかに収集し、みんなで考えていけるよう、年内中に速報版として情報開示をしてまいりたいと思います」