浦和レッズは28日にホームで行われる明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ準決勝のガンバ大阪戦に向け、24日からトレーニングを再開した。
明治安田生命J1リーグ 2ndステージ最終節のヴィッセル神戸戦から1日のオフを挟んで迎えたこの日は、フィジカルコンディションの調整に重きを置いた練習に終始。体幹を鍛えるメニューや自重トレーニングで筋肉に軽い刺激を入れた後、神戸戦にスタメン出場した選手たちは59分で交代した高木 俊幸を除いた全員がクールダウンのジョギングを終えてグラウンドを後にした。
右ハムストリングの軽い肉離れを起こして神戸戦を欠場していた那須 大亮は、残りのメンバーとともにサーキットトレーニングなどのメニューを消化。「順調にきていますし、週末の試合には間に合います」と回復具合に不安はない様子だった。
また、左ふくらはぎ痛の影響で同じく神戸戦に出場しなかった森脇 良太も「行けと言われれば行けましたけど、チームに迷惑をかけてもいけないし、自分でも思うところがあったので」と重要な試合に向けて大事を取ったと明かし、G大阪戦に向けては「今週からしっかりと準備したい。この1週間は非常にしびれる時間になると思いますし、G大阪は非常に大変な相手ですけど、メンタルを充実させて普段通りにやれればいいと思います」と平常心を保つことの重要性を訴えていた。
練習後、選手たちはファンサービスを実施。数多くの人々が詰めかけたなか、神戸戦で退団セレモニーを行った鈴木 啓太は最後までサポーターと言葉を交わし、「お疲れ様と言ってくれたり、(天皇杯決勝の)1月1日までがんばろうと言ってくれたり、寂しいと言ってくれる人もいました」と彼らの思いを胸に刻んでいた。
[文:神谷 正明]