明治安田生命J3リーグは23日、最終節となる第39節の6試合が行われた。
前節のドローで2位町田に勝点77で並ばれた首位山口は、前半開始直後の2分に鳥取に先制点されるも、後半序盤に鳥取が退場者を出して数的優位に立ち、岸田 和人のゴールで同点に。しかし、鳥取のフェルナンジーニョに勝越し点を許してしまい、苦しい状況に立たされる。それでも1点を追う後半アディショナルタイム6分、平林 輝良寛が値千金の同点ゴールを挙げ、土壇場で2-2のドローに持ち込んだ。
一方、8戦無敗(7勝1分)と猛烈なラストスパートを見せる町田は、前節3位が確定した長野とアウェイで対戦。長野に先制を許し、1点ビハインドで迎えた74分、鈴木 孝司が起死回生の同点ゴール。しかし、最後まで逆転ゴールを奪うことはできず、1-1で勝点1を得るに留まった。
この結果、山口と町田が勝点78で並び、得失点差で山口が参入1年目で優勝を飾った。2位となった町田はJ2・J3入れ替え戦への出場が決まった。また、得点王は山口の岸田 和人が32得点で獲得した。
2連敗中の秋田と2連勝中の相模原という対照的な両者による対戦は、秋田が2点を先行するも、樋口 寛規の3試合連続ゴールなどで相模原が同点とし、2-2で勝点1を分け合った。
琉球は藤澤 典隆のゴールで先制するも、オウンゴールで富山に同点ゴールを献上し、試合は1-1の痛み分けに終わった。
3連敗中の盛岡は松田 賢太の2得点などで3点をリード。福島の反撃を終盤の1点に抑え、3-1で東北ダービーを制した。
前節、2年連続で最下位が決定したYS横浜は、梅内 和磨の2得点などで藤枝を3-2で撃破。藤枝は大石 治寿が3試合連続得点となる2ゴールを決めるも及ばず。
なお、町田が大分と対戦するJ2・J3入れ替え戦は11月29日と12月6日に行われる。