8日に行われる2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 シリア戦を前にした日本代表 ハリルホジッチ監督のコメントです。
■ハリルホジッチ監督
「我々にとって、おそらく一番厳しい試合になる。我々のグループで首位に立っているチームです。我々の真の姿を見せないといけない。シリアはすごく戦うチームで、得点率も高い。スポーツ面でかなりの努力をしてくると思う。シリアは残念ながら母国で大変な状況に陥っているので、グループが何か見せないといけないという気持ちでくると思う。おそらく国のために彼らは真剣に戦ってくると思う。シリアには何人か良い選手がいる。我々にとっては難しい、そして良いテストになると思っている。グラウンドのコンディションがわからないし、暑さもある。選手はフィジカル面、メンタル面でしっかり準備しないといけない。この試合のために厳しさを出さないといけない。そして我々は勝利を探すためにやってきた」
――攻撃と守備、どこにポイントを置いているか? アフガニスタン戦のメンバーを踏襲する?
「タクティクスチョイス、選手のチョイスは今は説明することはできない。ストラテジーは準備している。どのようなストラテジーを使うかは、アフガニスタン戦から比べてまだ決めてない。我々と戦う相手はかなりディフェンシブにやってくるのは知っている。ただ、シリアは攻撃面でかなり得点率の高い選手がいるし、我々と戦う時はより攻撃に力を入れてくると予想している。我々自身の試合の戦い方ですが 試合を開始する選手はすでに決めているが、ひとつ、ふたつのポジションで誰にするのか決めかねている。ただ、全選手のモチベーションは高い。昨日、戦術練習したが、戦う意識は各選手とも素晴らしかった。そして全選手がこの試合に参加したいという気持ちを見せた」
――昨日の練習で初めてセットプレーをしたが、重要性は?またここまでセットプレーの練習をしてこなかった理由は?
「すでに何回かはFKの練習をしている。少しタクティックなところを思い出させて、ポジションを思い出させることをした。我々のFKは向上させないといけない。それをしっかりトレーニングしていかないといけない。ただ、時間がそこまでなかったので、トレーニングしてこなかったということもある。現代フットボールでは35%、(セットプレーから)得点が入る。ただ、統計的に我々は十分それを活用できていない。すでに何回かFKの練習をしているが、向上するためにさらにやった」
――過去に率いたアルジェリアとシリアで似ているところはあるか?
「ふたつのチームを比較するのは難しい。アルジェリアはヨーロッパのリーグでプレーしている選手が多かった。個人的に比較すると、経験とクオリティはアルジェリアの方が高かったと思う。ただ、何日もかけてシリアの特長を捉えてきた、このチームをよく知っているつもりだ。彼らにはいい選手が何人かいる。ボスニア、トルコ、UAE、イラクでやっている選手もいる。シリアのフットボールは向上している。アルジェリアとシリアの比較は難しいが、アルジェリアの方が全体的にレベルは高いと思う。ただ、シリアの個人のクオリティは無視してはいけない、3、4人かなりいい選手がいる」