■ルイス・フェリペ・スコラーリ監督(広州恒大)
「プレーヤーのパフォーマンスは良かったと思う。両チームの実力は近いと思っていたのでどんな結果になってもおかしくないと思っていた。(セカンドレグはアウェイ戦になりますが)皆さんがみた通り、我々はいいパフォーマンスができたので、細かい部分を修正するだけです。(ガンバの印象は)好きなチームです。これまで戦った中で一番強いチームだと感じました」
■片野坂 知宏ヘッドコーチ(ガンバ大阪)
「試合がおわって、率直に本当に悔しいです。まだ監督と会っていないので監督がどう思われたかわからないですが、試合前にも選手に、今日は勝ちに行くということを話していたので、負けてしまったのは本当に悔しいです」
――全北戦ではアウェイゴールをとれなかったと考えれば、今日アウェイゴールをとれたことは次の試合に向けてポジティブに捉えますか?」
「いま言われたようにアウェイゴールをとれたことはポジティブだと思いますし、この広州さんのホームでアウェイゴールを獲るのはすごく難しいことだと思っていたので、前半、早い段階でそれを獲れたのは大きかったと思います。あだ、負けてしまったので悔しい。できれば1-1、2-2で引き分ければベストでしたが、アウェイゴールを1とれたことは全然悪くない。本当にそのアウェイゴールをポジティブにいかせる戦いをホームでの2戦目で出来ればと思っています」
――広州恒大の実力は予想していたものと比べていかがでしたか?
「予想通りというか、個の強い、非常にフィジカルの強い、そういうチームだと思いましたし、選手もそれは感じてたと思います。ただ決してそれに負けていない部分もあったので、そういう部分で戦えるところはあったと思いますし、そういう部分をセカンドレグでで活かせればと思います。また、映像でみているのと実際にやるのとでは違うところもあったので、ファーストレグを戦えたこと、感じたことをセカンドレグで活かせればとも思います。もちろん、広州さんはアウェイで強いし、柏にも3-1で勝っているので実力のあるチームだとは思っています」
――逆転されてから、もう1点、同点ゴールを狙いにいったのか、1-2でも良かったのか、どういう共通理解をもっていたのでしょうか」
「試合前に監督といろんな状況に応じて、という話をしていた中で、監督はあくまで勝ちに行くということだったので、1-2でビハインドになってからも攻める姿勢を忘れずにやろうと思っていました。ただあまりにも前がかりになると広州さんのカウンターも鋭いし、決定力のある選手も多いので、そこのリスク管理をしながら、バランスをとりながら、3点目をとられないようにしながら、点を獲りにいきたいという采配をしたつもりです。おそらく監督もそういう風に考えられたと思います」
――決定的なシーンはあまり作れませんでしたが,広州の守備は予想以上だったのか、また第2戦でその守備を崩せそうな糸口は見つけられましたか」
「決して決定機が多かった訳じゃないですが、得点をとれたのはよかったし、広州さんの守備も予想していたところはあったので、崩すトレーニングをしていましたが、なかなか最後のシュートまで持って行く過程でのパスがうまくいかなかったところもあります。広州さんの守備を崩す策については、まだセカンドレグもあるのでここではまだ言いませんが、もう少しガンバらしいクオリティの高い攻撃ができれば、おそらく決定機は増えるんじゃないかと思います」