
明治安田J1リーグは11日から13日までに第10節の10試合が開催される。
首位の町田は国立で浦和と対戦する。前節は川崎Fと引き分けたものの、6試合負けなしとした。好調を維持する西村 拓真と相馬 勇紀の2シャドーが今節も重要な役割を担うだろう。対する浦和は福岡に敗れ、5試合ぶりに黒星を喫した。チャンスを作りながらも無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
2位の広島はホームに岡山を迎える。前節はC大阪を下し、2連勝を達成した。加入後まだゴールのないヴァレール ジェルマンがチームにさらなる勢いをもたらす活躍を見せられるか。岡山はFC東京を下し、4勝目を挙げた。ここまでわずか5失点の堅い守りをベースに広島に対抗したい。初開催となる“中国ダービー”をモノにするのは果たしてどちらのチームか。
3位の川崎Fは清水の本拠地に乗り込む。水曜日に行なわれた横浜FM戦では壮絶な撃ち合いの末に3-3のドローに終わり、2試合連続で勝ち切れなかった。それでも4試合連続で複数得点を記録する攻撃は機能しており、今節もアグレッシブな戦いを見せるだろう。対する清水は横浜FCに敗れ、2連敗。水曜日に開催されたルヴァンカップでもライバルの磐田に敗れる屈辱を味わった。ボールを支配しながらも決め手を欠く試合が続いているだけに、ゴール前での質向上が求められるだろう。
4位の鹿島はアウェイでC大阪と対戦。前節は京都に敗れ、2連敗。ルヴァンカップでもPK戦の末に山口に屈し、勢いは下降気味だ。京都相手に4点を奪われた守備組織を上手く立て直したい。C大阪は広島に敗れ、連勝はならなかった。15試合連続で勝ちのない(3分12敗)苦手なチームを撃破し、復調のきっかけを見出せるか。

FC東京vs柏は金曜日の夜に国立で開催される。FC東京は前節、岡山に敗れ、6試合勝利から遠ざかっている。6試合中5試合が無得点に終わっており、攻撃陣の奮起が何よりも求められる。柏はG大阪を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。昨季まで所属した古巣対戦となる原川 力のパフォーマンスがカギを握りそうだ。
G大阪はホームに名古屋を迎える。前節は柏に敗れ、2連敗。4戦未勝利と苦しい状況に陥った。2試合連続で無得点に終わったなか、新戦力のデニス ヒュメットに初ゴールは生まれるか。名古屋は湘南に敗れ、3連勝はならなかった。ここ3試合で2ゴールを記録する稲垣 祥に今節もかかる期待は大きい。
福岡はホームで横浜FMと対戦。前節は浦和を下し、2連勝を達成。6戦負けなしと好調を維持する。6試合でわずか2失点の堅い守りと、得意のセットプレーが今節もカギを握るだろう。横浜FMは水曜日に川崎Fと対戦し、3-3の引き分けに終わった。勝てなかったとはいえ今季最多の3得点を奪えたのは前向きな材料だ。2ゴールを決めたヤン マテウスが再び結果を残せるか。
東京Vはホームに神戸を迎える。前節は横浜FMと引き分け、3試合連続のドローとなった。勝ち切れない試合が続くなか、求められるのは決定力。加入したばかりの川﨑 修平が2023年に所属した古巣相手に結果を残せるか。神戸は新潟に敗れ、連勝はならなかった。こちらも得点力に課題を抱えるなか、2節以来ゴールのない大迫 勇也に結果が求められる。

京都はホームで湘南と対戦する。前節は鹿島との撃ち合いを制し、4戦負けなしとした。圧巻のハットトリックを達成したラファエル エリアスが今節も重要な役割を担うだろう。湘南は名古屋を下し、連敗を3で食い止めている。シャドー起用に応えた福田 翔生が今節もゴールを奪えるか。
新潟はホームに横浜FCを迎える。前節は神戸を下し、待望の今季初勝利を手にした。殊勲の決勝点を挙げた長谷川 元希に今節も期待がかかる。横浜FCは清水を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。山田 康太とルキアンの新加入コンビが今節も攻撃を牽引するはずだ。
■各試合の見どころをチェック
FC東京vs柏
清水vs川崎F
G大阪vs名古屋
広島vs岡山
福岡vs横浜FM
東京Vvs神戸
C大阪vs鹿島
京都vs湘南
町田vs浦和
新潟vs横浜FC