明治安田Ｊ１リーグは5日と6日に第9節の10試合が開催される。
首位の鹿島はホームに京都を迎える。前節は広島に敗れ、開幕戦以来の黒星を喫した。過去対戦で11試合連続負けなし（7勝4分）と得意とする相手から勝利を収め首位の座を守るとともに、ホーム無敗記録を28試合に伸ばせるか。対する京都は柏と引き分け、3連勝はならなかった。終了間際に追いついた粘り強さを今節にも持ち込み、首位撃破を狙う。
町田vs川崎Ｆは2位と3位の上位対決となる。町田は前節、Ｇ大阪を下し、5戦負けなしとした。鮮やかな直接FKを叩き込んだ相馬 勇紀が今節も結果を残せるか。一方の川崎Ｆは湘南を下し、2連勝とした。3試合連続でクリーンシートを達成し、2試合連続で複数得点を記録。攻守両面で良い状態にあるなか、今節もしたたかな試合運びを見せるだろう。
4位の広島はホームにＣ大阪を迎える。前節は首位の鹿島を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。殊勲の決勝点を挙げた新戦力の前田 直輝が今節も輝きを放てるか。Ｃ大阪は岡山を下し、開幕戦以来となる勝利を手にした。2戦連発のラファエル ハットンが今節も重要な役割を担うだろう。
5位の柏はホームでＧ大阪と対戦。前節は京都と引き分け、3試合連続のドローとなった。終了間際の失点で追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。Ｇ大阪は町田に敗れ、3試合勝利がない。チャンスを作りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せたいところだ。
横浜FMvs東京Ｖは唯一の土曜日開催となる。前節から中2日の一戦となるだけに、選手の起用法がカギを握りそうだ。横浜FMは前節、名古屋に敗れ、2連敗となった。2試合連続でゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。東京ＶはFC東京と引き分け、4戦負けなしながら勝ち切れない試合が目立つ。終了間際に追いつかれただけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。
岡山はホームでFC東京と対戦。前節はＣ大阪に敗れ、今季初の連勝はならなかった。初ゴールを決めた18歳の佐藤 龍之介がチームに再び勢いをもたらす活躍を見せられるか。FC東京は東京Ｖと引き分け、5試合勝利から遠ざかる。1トップに入り結果を出した佐藤 恵允が嫌な流れを断ち切る役割を担いたい。
横浜FCvs清水は昇格チーム対決となる。横浜FCは前節、神戸に敗れ、2連敗となった。今季5度目の無得点に終わったなか、湘南から加わったルキアンに結果が求められる。清水は浦和に敗れ、連勝はならなかった。開始早々の失点でリズムを失っただけに、試合の入りがポイントになるだろう。
神戸vs新潟は国立で開催される。神戸は前節、横浜FCを下し、今季2勝目を挙げた。加入後、3試合で3ゴールを決めているエリキに今節もかかる期待は大きい。新潟は福岡に敗れ、開幕8戦未勝利となった。苦しい戦いが続くなか、大黒柱の小野 裕二が救世主となれるか。
福岡はホームで浦和と対戦。前節は新潟を下し、5戦負けなしとした。決勝点につながった得意のセットプレーが今節もカギを握るだろう。浦和は清水を下し、こちらは4戦負けなしとしている。1得点・1アシストで勝利の立役者となったマテウス サヴィオに今節も大きな期待がかかる。
湘南はホームに名古屋を迎える。前節は川崎Ｆに敗れ、3連敗となった。得点力不足に苦しむなか、鈴木 章斗と福田 翔生の2トップに結果が求められる。対する名古屋は横浜FMを下し、2連勝と調子を上げている。2つのゴールを演出したセットプレーが今節もポイントになりそうだ。
■各試合の見どころをチェック
横浜FMvs東京Ｖ
岡山vsFC東京
町田vs川崎Ｆ
横浜FCvs清水
神戸vs新潟
福岡vs浦和
鹿島vs京都
柏vsＧ大阪
湘南vs名古屋
広島vsＣ大阪
