明治安田Ｊ２リーグは29日と30日に第7節の10試合が開催される。
開幕から無傷の6連勝で首位に立つ千葉はアウェイで4位の磐田と対戦。前節は甲府に2-1と逆転勝利を収めた。水曜日に行われたルヴァンカップでは富山に敗れたとはいえ、勢いは失われていない。ここ2試合で3得点を記録する石川 大地に今節も期待がかかる。対する磐田は仙台を下し2連勝と調子を上げている。3試合連続でアシストを記録するジョルディ クルークスが今節も重要な役割を担うだろう。
2位の大宮は徳島の本拠地に乗り込む。前節は水戸を下し、2試合ぶりに勝点3を手にした。豪快な一撃を叩き込んだ杉本 健勇が今節も結果を残せるか。徳島は山形と引き分け、4試合勝利から遠ざかる。3試合連続無得点の攻撃陣の奮起が求められる。
3位の長崎はアウェイで藤枝と対戦。前節は秋田を下し、開幕からの無敗を維持する。圧巻のハットトリックを達成したマテウス ジェズスに今節もかかる期待は大きい。藤枝は大分と引き分け、5試合負けがない。終了間際のゴールで追いついた勢いを今節にも持ち込みたい。
5位の今治はホームに山形を迎える。前節はいわきを下し、5試合負けなしとした。2試合連続でクリーンシートの堅い守りを備えており、今節も強度の高い戦いを見せるだろう。山形は徳島と引き分け、3連勝はならなかった。チャンスを作りながらも無得点に終わったなか、ルヴァンカップで今季初ゴールを決めた藤本 佳希がリーグ戦でも結果を残せるか。
6位の富山はホームに仙台を迎える。前節は鳥栖に敗れ、2試合勝利がない。それでも水曜日に行われたルヴァンカップでは、リーグ戦で無敗を続ける千葉を撃破した。その試合でハットトリックを達成した碓井 聖生がリーグ戦でも輝きを放てるか。仙台は磐田に敗れ、3試合勝利がない。ここ2試合で5失点を喫する守備の立て直しが求められるだろう。
札幌vs甲府は唯一の土曜日開催となる。札幌は前節、愛媛を下し、2連勝とした。延長まで戦い、福島に敗れたルヴァンカップから中2日での一戦となるだけに用兵術がポイントになるだろう。岩政 大樹監督の手腕に注目だ。対する甲府は千葉に敗れ、2連敗。5戦未勝利と苦戦が続く。ルヴァンカップでゴールを決めた20歳の内藤 大和がチームを好転に導く活躍を見せられるか。
熊本はホームに鳥栖を迎える。前節は山口を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。決勝点を挙げた塩浜 遼が今節も大仕事をやってのけるか。鳥栖は富山を下し、2連勝と調子を上げている。もっとも得点力に課題を抱えるなか、最前線に立つヴィキンタス スリヴカに結果が求められる。
秋田はホームで山口と対戦。前節は長崎に敗れ、4連敗となった。それでも水曜日に行われたルヴァンカップでは愛媛に勝利している。その試合で結果を出した鈴木 翔大が嫌な流れを断ち切る役割を担えるか。山口は熊本に敗れ、3試合勝利がない。こちらは大分を下したルヴァンカップで2ゴールを決めた古川 大悟に期待がかかる。
水戸はホームにいわきを迎える。前節は大宮に敗れ、4試合勝利がない。得点力に不安を残すなか、ルヴァンカップで決勝点を挙げた安藤 瑞季がリーグ戦でも結果を残せるか。いわきは今治に敗れ、開幕から6試合勝利がない。今節は守護神の早坂 勇希が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
愛媛はホームで大分と対戦。前節は札幌に敗れ、3連敗。いわきを同様に今季は未勝利のままだ。苦しい戦いが続くなか、過去対戦では8試合連続で負けがない（5勝3分）相性の良い相手を撃破し、好転のきっかけを見出したい。一方の大分は藤枝と引き分け、3試合連続のドローとなった。土壇場の失点で勝ち切れなかっただけに、試合の終わらせ方がポイントになりそうだ。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs甲府
熊本vs鳥栖
秋田vs山口
水戸vsいわき
富山vs仙台
藤枝vs長崎
今治vs山形
磐田vs千葉
愛媛vs大分
徳島vs大宮
