明治安田Ｊ１リーグは28日と29日に第7節の10試合が開催される。代表ウィーク明けに行われる2週間ぶりの一戦で、各チームはどのような戦いを見せるのか。
首位の鹿島はホームに神戸を迎える。前節は浦和と引き分け、連勝が4でストップした。それでも終了間際のゴールで追いつき、ホーム無敗記録を26試合に伸ばしている。前年王者相手にその記録の更新なるか。注目の一戦となる。対する神戸は湘南を下し、待望の今季白星を掴んでいる。2ゴールで勝利の立役者となった新戦力のエリキが再び結果を残せるか。
3連勝で2位に浮上した町田は、福岡の本拠地に乗り込む。前節は新潟を1-0で下している。2試合連続クリーンシートの堅守が備わる一方、攻撃では好調を維持する西村 拓真に期待がかかる。福岡はFC東京を下し、同じく3連勝を達成した。こちらも3試合連続クリーンシートと堅い守りが備わるだけに、1点を争う緊迫した一戦となりそうだ。
唯一の無敗で3位につける広島は、アウェイで京都と対戦。前節は柏と1-1の引き分けに終わった。攻め込みながらも複数得点を奪えていないだけに、追加点を決め切る力が求められそうだ。京都は清水を下し、今季2勝目を挙げた。4試合ぶりにゴールを決めたラファエル エリアスが、今節も力強く攻撃を牽引するはずだ。
4位の柏はホームに東京Ｖを迎える。前節は広島と引き分け、2試合勝利がない。今季初ゴールを決めた細谷 真大がここから勢いに乗っていきたい。東京Ｖは名古屋を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。2戦連発の綱島 悠斗が今節も結果を残せるか。
5位の湘南はアウェイで清水と対戦。前節は神戸に敗れ、3試合勝利から遠ざかる。ゴールを決めたルキアンが横浜FCに移籍したなか、エースの鈴木 章斗に結果が求められる。清水は京都に敗れ、こちらは4試合勝利がない。ルヴァンカップから中2日で行われる一戦だけに、コンディション面にも不安を残す。今季はまだ結果が出ていない乾 貴士の初ゴールが待たれる。
Ｃ大阪vs浦和は金曜日のナイトゲームとして開催される。Ｃ大阪は前節、横浜FCに敗れ、5試合勝利がない。複数失点が続く守備の立て直しが重要なテーマとなる。対する浦和は鹿島と引き分け、連勝はならなかった。ここまでわずか4得点と攻撃面に課題を抱えるなか、マテウス サヴィオら新戦力が並ぶ2列目の出来が復調のカギを握りそうだ。
岡山はホームで横浜FMと対戦。前節は川崎Ｆと引き分け、3試合勝利がない。2試合連続で無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。横浜FMはＧ大阪を下し、ようやく初勝利を挙げた。2戦連発の植中 朝日が今節も輝きを放てるか。
新潟はホームにＧ大阪を迎える。前節は町田に敗れ。開幕6戦未勝利と苦戦が続く。この状況をいかに打破していくのか。樹森 大介監督の手腕が問われてくるだろう。Ｇ大阪は横浜FMに敗れ、3連勝はならなかった。復帰した宇佐美 貴史が再びチームに勢いをもたらす活躍を見せられるか。
名古屋はホームで横浜FCと対戦。前節は東京Ｖに敗れ、6戦未勝利で最下位に沈む。先週行われたルヴァンカップで2ゴールを記録した浅野 雄也にかかる期待は大きい。横浜FCはＣ大阪を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。加入後すぐさま結果を出した山田 康太が今節もゴールを奪えるか。
FC東京はホームに川崎Ｆを迎える。前節は福岡に敗れ、3試合勝利がない。3試合連続で無得点に終わっており、仲川 輝人ら攻撃陣が意地を見せたいところだ。川崎Ｆは岡山と引き分け、こちらは2試合勝利なし。現在3連勝中と得意の相手を撃破し、好転のきっかけを見出したい。
■各試合の見どころをチェック
Ｃ大阪vs浦和
岡山vs横浜FM
清水vs湘南
柏vs東京Ｖ
新潟vsＧ大阪
名古屋vs横浜FC
京都vs広島
鹿島vs神戸
福岡vs町田
FC東京vs川崎Ｆ
