明治安田Ｊ３リーグは23日に第6節の10試合が開催される。
首位のFC大阪は、ホームで金沢と対戦。前節は栃木SCに敗れ、今季初黒星を喫した。守備陣の奮闘があっただけに、攻撃の形を作れなかった攻撃陣の奮起が求められる。対する金沢は岐阜を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。終盤の2ゴールで逆転勝利を収めた勢いをこの試合にも持ち込みたい。
2位の栃木Ｃは5位の讃岐の本拠地に乗り込む。前節は宮崎を下し、2連勝とした。2戦連発の土佐 陸翼が今節も結果を残せるか。対する讃岐は琉球を下し、3試合ぶりに勝利を収めている。こちらは好調を維持する森川 裕基に期待がかかる。
鹿児島vs北九州は4位と3位の上位対決となる。鹿児島は前節、高知と引き分け、3連勝はならなかった。過去対戦で負けなし（6勝2分）の相手に勝利を収め、再び勢いに乗っていきたい。一方の北九州は前節に八戸を下し、2連勝を達成した。水曜日に行われたルヴァンカップでも岡山を撃破し、勢いに乗っている。その試合で決勝点を挙げた平原 隆暉がリーグ戦でも結果を残せるか。
6位の奈良はホームに群馬を迎える。前節は相模原と引き分け、連勝が2でストップした。追いかける展開が続いているだけに、先手を奪い優位に試合を進めたいところだ。群馬は鳥取を下し、3試合ぶりに白星を掴んでいる。4試合連続複数得点と攻撃が機能しており、今節も立ち上がりからアグレッシブな戦いを見せるだろう。
八戸はホームで高知と対戦。前節は北九州に敗れ、2連敗となった。ルヴァンカップではPK戦で敗れたものの、新潟と互角の戦いを見せており、その手応えを今節の戦いでも発揮したいところ。高知は鹿児島と引き分け、連勝はならず。ルヴァンカップのＧ大阪戦でゴールを決めたエースの小林 心に今節も期待がかかる。
松本はホームに相模原を迎える。前節の試合は中止となり、ここまで3戦未勝利と白星を掴めていない。得点力に課題を抱えるなか、浅川 隼人の今季初ゴールが待たれる。相模原は奈良と引き分け、連勝はならなかった。2戦連発の武藤 雄樹が今節も結果を残せるか。
長野vs福島は、ともに前節の試合が中止となったチーム同士の対戦となる。長野は前々節の試合で栃木Ｃに敗れたものの、水曜日のルヴァンカップでは大健闘。PK戦で敗れたが、東京Ｖに得点を許さなかった。その試合で見せた粘り強さを今節の戦いでも示したいところだ。福島は前々節の試合で岐阜を下し、2連勝と調子を上げている。ここまでリーグトップの4得点を記録する樋口 寛規に今節もかかる期待は大きい。
沼津はホームで宮崎と対戦。前節の試合は中止となり、ここまでリーグで唯一負けなしをキープするが、勝ち切れない試合が続いている。水曜日の柏とのルヴァンカップも含め、公式戦3試合連続でゴールがないなか、ベテランの川又 堅碁が停滞感を打破する結果を残せるか。宮崎は栃木Ｃに敗れ、2試合勝利がない。得点は奪えているだけに、3失点を喫した守備の修正がテーマとなりそうだ。
鳥取はホームに岐阜を迎える。前節は群馬に敗れ、開幕5試合勝利がない。5試合でわずか1得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。岐阜は金沢に敗れ、2連敗となった。ここ2試合で3得点と北 龍磨が好調を維持するが、2試合連続で失点が目立つ後半の試合運びがポイントになるだろう。
琉球はホームで栃木SCと対戦。前節は讃岐に敗れ、4連敗。開幕5戦未勝利で最下位に沈んでいる。鳥取と同様にここまで1得点しか奪えておらず、攻撃陣の奮起が何より求められる。栃木SCはFC大阪を下し、開幕戦以来の勝利を収めた。殊勲の決勝点を挙げた矢野 貴章の起用法が今節もカギを握りそうだ。
■各試合の見どころをチェック
八戸vs高知
松本vs相模原
長野vs福島
沼津vs宮崎
FC大阪vs金沢
奈良vs群馬
鳥取vs岐阜
讃岐vs栃木Ｃ
鹿児島vs北九州
琉球vs栃木SC
