明治安田J1リーグは30日に第37節の9試合が開催された。
首位の神戸はアウェイで柏と対戦。開始5分に先手を許す苦しい展開となったものの、終了間際にPKを獲得。しかしこのチャンスを大迫 勇也がモノにできず、同点に追いつくことができなかった。ところが90+10分にCKの機会を得ると、最後は武藤 嘉紀が押し込み、土壇場で引き分けに持ち込んだ。貴重な勝点1を得た神戸は今節での優勝を決められなかったものの、首位の座をキープし最終節に臨むこととなった。一方の柏は今節での残留を決められなかった。また柏が1ポイント加えたことで、明日試合が行われる札幌の降格が決定した。
ホームに京都を迎えた町田は67分にオウンゴールで先制すると、この1点が決勝点となり1-0で勝利。2連勝で暫定2位に浮上し、逆転優勝への望みをつないだ。
引き分け以下で降格が決まる磐田はホームでFC東京と対戦。53分に先制されるも、77分に相手が退場者を出し数的優位を手にすると、80分にマテウス ペイショットが同点ゴールをマーク。さらに89分には今季限りでの引退を表明した山田 大記がPKで値千金の決勝ゴールを奪取。2-1と逆転勝利を収めた磐田は勝点を38に伸ばし、残留の可能性を残した。
アウェイで新潟と対戦したG大阪は18分に生まれた山田 康太のゴールを守り抜き、1-0で勝利。3連勝を達成した一方、敗れた新潟は柏にかわされ17位に転落し、今節での残留を決められなかった。
アウェイでC大阪と対戦した鹿島は、師岡 柊生と鈴木 優磨のゴールで2-0と快勝。福岡は40分に生まれた紺野 和也のゴールが決勝点となり、1-0で浦和を撃破した。
東京Vの本拠地に乗り込んだ川崎Fは16分に山田 新のゴールで先制すると、22分にも再び山田が追加点をマーク。しかし42分に1点を返されると、49分に谷口 栄斗に同点ゴールを奪われてしまった。それでも57分にファンウェルメスケルケン際のゴールで勝ち越すと、65分にマルシーニョが4点目をマーク。ところが71分と83分に谷口に決められ、再び同点とされてしまう。しかし終了間際の90+4分、山田が値千金の決勝ゴールをマーク。両チームにハットトリック達成者が生まれる激しい撃ち合いを、川崎Fが5-4で制した。
アウェイで湘南と対戦した横浜FMは、1-2で迎えた89分に天野 純のゴールで追いつくと、90+4分にヤン マテウスが決勝ゴールをマークし、劇的な展開で3-2と逆転勝利を収めた。鳥栖は中原 輝の2ゴールなどで3-0と名古屋に快勝を収めている。
■試合データ
柏vs神戸
東京Vvs川崎F
町田vs京都
湘南vs横浜FM
新潟vsG大阪
磐田vsFC東京
名古屋vs鳥栖
C大阪vs鹿島
福岡vs浦和