大分トリニータは11日、MF梅崎 司が2024シーズンをもって現役を引退することを発表しました。
梅崎は2005年に大分に加入し、2007年1月にグルノーブル・フット38(フランス)に期限付き移籍。2008年より浦和レッズでプレーし、その後に湘南ベルマーレを経て、2021年に大分に復帰しました。
20年に渡る現役生活では、J1リーグ通算307試合・36得点、J2リーグ通算51試合・5得点を記録しました。
クラブを通じて梅崎は次のようにコメントしています。
「今シーズンをもってプロサッカー選手としての活動に1つの区切りをつけることにしました。僕のプロサッカー選手生活を振り返ると山あり谷ありの連続でした。大きな悲しみ、大きな苦しみを味わうことが多かったですが、それ以上に大きな歓び、大きな感動を沢山の方々と共に分かち合うことが出来ました。そして怪我との戦いもありました。大怪我もあり、手術も6度経験。絶望するような状況もありましたが、その度に助けてくれる人が僕の周りには沢山いました。本当に人に恵まれていたと感じています。僕の事を僕以上に心配したり歓んでくれるファン、サポーターの皆さんの存在は僕にとって財産です。怪我や苦しみを乗り越え、皆さんと本気で歓びあった感動は僕にとって宝物です。
また、大分トリニータ、浦和レッズ、湘南ベルマーレと素晴らしい仲間が出来、多くの素晴らしい経験をさせてもらいました。プロサッカー選手として、20年間、本気で挑み続け全力で駆け抜けてきました。その足跡が自分の中にしっかりあります。やり切れた選手生活だったと胸を張って言えます。ボロボロになるまで、どんな状況でも自分と向き合い、諦めずに挑み続けた自分を褒めてあげたいです。
今後についてですが、今までもプレーする中で、自分を育てていただいたサッカー界に恩返しがしたいと思っており、その気持ちに従い、指導者というステージでチャレンジをしていきたいと考えています。最後になりますが、現役生活の最後に自分を育ててくれた大分トリニータに戻ってくる事ができ、本当に幸せでした。最高の選手生活でした。皆さんからいただいた大きな愛をお返しできるよう、本物の歓び、感動を伝えられる指導者になれるよう、挑んでいきます。20年間ありがとうございました!」