JリーグYBCルヴァンカップは2日に決勝戦が行われ、名古屋がPK戦の末に新潟を下し、2021年以来、二度目の優勝を飾った。
過去最多となる6万2517人が詰めかけた国立競技場で行われた一戦は、序盤から新潟がボールを保持する展開となったが、先制点を奪ったのは名古屋だった。31分、相手GKのミスを逃さなかった永井 謙佑がダイレクトでシュートを放ち、新潟ゴールを陥落。さらに42分には和泉 竜司のパスを再び永井が押し込み、前半のうちに2点のリードを奪った。
ところが後半に入ると新潟の攻勢を浴び、71分に谷口 海斗にゴールを奪われてしまう。さらに終了間際には中山 克広がエリア内で小見 洋太を倒し、PKを献上。これを小見に決められて、土壇場で追いつかれてしまった。
2-2のまま延長戦に突入すると、延長前半の93分、PKを与えた中山が勝ち越しゴールをマーク。ところが111分に再び小見に決められ、またしても逃げ切れなかった。
それでも3-3で迎えたPK戦では新潟の2人目が失敗したのに対し、名古屋は5人すべてが成功。PK戦を5-4で制した名古屋が3年ぶりにタイトルを獲得した。なおMVPには好セーブを見せたランゲラックが輝いている。
■試合データ
名古屋vs新潟