2024年9月30日(月) 17:30
首位を独走する大宮が優勝に向けて勢いをさらに加速。激しさを増す自動昇格争いは今治を富山が追走【マンスリーレポート(9月):明治安田J3】
明治安田J3リーグは9月に第27節から30節までの4節分が開催された。
首位を独走する大宮は25節の長野戦も含め5試合を戦い、4勝1分で13ポイントを加算。2位の今治との勝点差を16に拡大し、優勝に向けて勢いをさらに加速させている。堅い守りに加え、攻撃も機能しており、5試合で11得点・3失点と圧倒的な強さを示した。
今治は29節に相模原に敗れ、無敗試合が12で止まったものの、続く八戸戦には快勝を収め、2位の座を死守した。3位の富山は2勝2分と無敗で乗り切り、今治を3ポイント差で追走する。
4位の沼津と5位の北九州は1勝に留まり、自動昇格争いから後れを取った。2勝1分1敗の福島が10位から一気に6位にまで順位を上げた一方、8月終了時は6位の金沢と7位の琉球は未勝利に終わり、それぞれ10位と11位にまで下降した。
中位以下に目を向けると、27節から3連勝を達成した鳥取が13位にまで浮上し、3勝1分の宮崎も19位から17位に順位を上げている。
中田 一三新監督が就任した奈良は、4戦連続ドローと勝ち切れない試合が続いた。同じく勝利を手にできなかったYS横浜は16位から19位にまで順位を下げた。
復調の兆しを見せたのは岩手だ。27節の琉球戦で11試合ぶりに勝点3を手にすると、30節の北九州戦でも3-1と快勝を収めた。25節から指揮を執る星川 敬監督の戦術が徐々に浸透してきた印象で、いまだ最下位に留まるものの、残り8試合での巻き返しに期待がかかる。