明治安田J1リーグは21日と22日に第31節の10試合が行われる。
首位に返り咲いた町田はホームで札幌と対戦。前節は福岡を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。12節以来のゴールを決めたナ サンホが今節も結果を残せるか。対する札幌は東京Vに敗れ、連勝が3で止まっている。今節は中盤を支える荒野 拓馬と大﨑 玲央の2人が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手のパフォーマンスがカギを握るだろう。
2位の広島はホームに横浜FMを迎える。前節は鹿島と引き分け、連勝が7でストップした。巻き返しを期す今節は、加入後初ゴールを決めたゴンサロ パシエンシアに注目が集まる。一方の横浜FMは京都に敗れ、3連勝はならなかった。火曜日に行われたACLEでは敵地で7失点の完敗を喫したなか、いかにチームを立て直すのか。勝利した前回対戦で2ゴールを決めたヤン マテウスにかかる期待は大きい。
3位の神戸はアウェイで新潟と対戦。前節はC大阪を下し、3連勝と勢いに乗る。大迫 勇也を軸とした好調の3トップが、今節も重要な役割を担うだろう。新潟は水曜日に行われた順延試合で名古屋に敗れ、7試合ぶりに黒星を喫した。3点を奪われた守備の修正が重要なテーマとなる。
4位の鹿島はホームに柏を迎える。前節は広島と引き分け、4試合勝利から遠ざかる。プロ初ゴールを決めた17歳の徳田 誉がチームに再び勢いをもたらす活躍を見せられるか。柏は磐田に敗れ、3連敗となった。今季途中まで所属した古巣との対戦となる垣田 裕暉が苦しむチームを救う結果を残したい。
5位のG大阪は京都の本拠地に乗り込む。前節は浦和に敗れ、6戦未勝利となった。この間に4度の無得点と決定力に課題を抱えるなか、エースの宇佐美 貴史に結果が求められる。対する京都は横浜FMを下し、3連勝を達成。水曜日に行われた天皇杯でも千葉を下し、ベスト4に駒を進めている。勢いが止まらないラファエル エリアスと原 大智の2人が今節も力強く攻撃を牽引するはずだ。
3連勝と好調を維持する東京Vは、ホームに鳥栖を迎える。前節は札幌を2-0で撃破した。7節以来のゴールを決めた山田 楓喜が今節も結果を残せるか。鳥栖は川崎Fに敗れ、4連敗となった。4試合で12失点を喫する守備組織の立て直しが求められるだろう。
浦和はホームでFC東京と対戦する。前節はG大阪を1-0で撃破。マチェイ スコルジャ監督の初陣を白星で飾り、7試合ぶりに勝点3を手にした。2戦連発と調子を上げてきた関根 貴大が今節も輝きを放てるか。FC東京は名古屋を下し、こちらも7試合ぶりに白星を掴んでいる。じつに17試合ぶりとなるゴールを決めた仲川 輝人がここから勢いに乗っていきたい。
名古屋はホームに川崎Fを迎える。水曜日に行われた29節の新潟戦は3-0と快勝を飾っている。加入後初ゴールを決めた菊地 泰智が今節も結果を残せるか。川崎Fは鳥栖を下し、連敗を2で食い止めている。途中出場から決勝点を挙げた山田 新の起用法がポイントになりそうだ。
磐田はホームで福岡と対戦。前節は柏を下し、連敗を2でストップさせた。王手がかかったJ1通算400勝を達成し、降格圏からの脱出を狙う。対する福岡は町田に敗れ、9戦未勝利となった。得点力不足もさることながら、複数失点が続く守備組織を上手く立て直したい。
湘南はホームにC大阪を迎える。前節は新潟に敗れ、連勝はならなかった。今節はその試合で退場となったルキアンが出場停止となるだけに、代わってピッチに立った選手が意地を見せたいところだ。一方のC大阪は神戸に敗れ、4連敗。12位まで順位を下げている。4試合で13失点の守備の修正はもちろん、レオ セアラ以外の攻撃陣にも結果が求められる。
■各試合の見どころをチェック
鹿島vs柏
浦和vsFC東京
町田vs札幌
磐田vs福岡
名古屋vs川崎F
東京Vvs鳥栖
新潟vs神戸
広島vs横浜FM
湘南vsC大阪
京都vsG大阪