明治安田J3リーグは14日と15日に第28節の10試合が行われる。
首位の大宮はホームで5位の北九州と対戦。水曜日に長野との再開試合を行ったが0-0で引き分け、連勝が4でストップした。それでも7試合連続でクリーンシートを達成し、堅い守りが群を抜く。6試合結果が出ていない杉本 健勇に久しぶりにゴールは生まれるか。対する北九州は今治に敗れ、2連敗となった。2試合連続でゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。
2位の今治はホームに松本を迎える。前節は北九州を下し、3連勝で11試合負けなしとしている。ここ2試合で9得点と攻撃が機能するなか、3戦連発中のマルクス ヴィニシウスに今節も期待がかかる。一方の松本は大宮に敗れ、連勝はならなかった。ボール支配率では上回りながらも決め手を欠いた攻撃陣の奮起が求められる。
3位の富山はホームでYS横浜と対戦。前節は奈良と引き分け、連勝が2で止まっている。5試合連続で負けなし(4勝1分)と相性の良い相手を撃破し、再び勢いに乗っていきたい。YS横浜は金沢と引き分け、連敗を3で食い止めたものの、6試合勝利から遠ざかっている。金沢相手に2ゴールを決めた脇坂 崚平が、チームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。
4位の沼津はホームにFC大阪を迎える。前節は鳥取に敗れ、3連敗となった。2位の今治とは9ポイント差つけられており、これ以上の連敗は避けたいところ。11節以来ゴールのない和田 育に結果が求められる。FC大阪は長野を下し、8試合ぶりに勝点3を手にした。加入後初ゴールを決めた増田 隼司がここから勢いに乗っていけるか。
6位の金沢はホームで讃岐と対戦。前節はYS横浜と引き分け、4試合勝利がない。前半のうちに先手を奪われる戦いが続いているだけに、試合の入りがポイントになるだろう。一方の讃岐は岐阜を下し、4連勝と勢いに乗る。4試合で11得点と攻撃が機能しており、今節もアグレッシブな戦いを見せるはずだ。
福島はホームに鳥取を迎える。前節は八戸を下し、2連勝を達成。2戦連発の清水 一雅に今節も期待がかかる。鳥取は沼津を3-1で撃破した。今節は好調を維持する普光院 誠が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手の出来がカギを握るだろう。
岐阜はホームで相模原と対戦。前節は讃岐に敗れ、2連敗となった。4失点を喫した守備の立て直しが重要なテーマとなる。相模原は宮崎に敗れ、6試合勝利がない。得点力不足に苦しむなか、今夏に加入した武藤 雄樹に初ゴールは生まれるか。
長野はホームで奈良と対戦。水曜日の大宮との再開試合はスコアレスドローに終わり、これで3戦未勝利となった。課題の得点力不足をいかに解消いていくのか。エースの浮田 健誠にかかる期待は大きい。対する奈良は富山と引き分け、連敗を4で止めたものの、5試合勝利なし。中田 一三新監督の初陣を白星で飾れなかった。こちらの課題も得点力。3試合ゴールがないなか、攻撃陣の奮起が何よりも求められる。
宮崎はホームに琉球を迎える。前節は相模原を下し、3連勝と復調の気配を見せる。再び調子を上げてきた橋本 啓吾が今節も結果を残せるか。琉球は岩手に敗れ、連勝が3でストップした。先手を奪いながらも逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがテーマとなりそうだ。
岩手はホームで八戸と対戦。前節は琉球を下し、星川 敬体制下での初勝利。連敗を5で止め、じつに11試合ぶりに勝点3を手にした。いまだ最下位に沈んでいるものの、この勝利で勢いに乗っていけるか。今季初ゴールを決めた中村 充孝がそのカギを握りそうだ。一方の八戸は福島に敗れ、2連敗となった。前回対戦で4-1と快勝した相手を再び撃破し、プレーオフ出場争いに食らいついていきたい。
■各試合の見どころをチェック
岩手vs八戸
岐阜vs相模原
富山vsYS横浜
金沢vs讃岐
大宮vs北九州
長野vs奈良
今治vs松本
福島vs鳥取
沼津vsFC大阪
宮崎vs琉球