2024年9月12日(木) 18:10
首位に浮上した広島は8連勝をかけて鹿島との上位対決に挑む。追いかける町田はアウェイで福岡と激突【プレビュー:明治安田J1 第30節】
明治安田J1リーグは13日と14日に第30節の10試合が開催される。
首位に浮上した広島は4位の鹿島との上位対決に挑む。前節はFC東京を下し、7連勝を達成した。もっとも先週行われたルヴァンカップと水曜日に開催された天皇杯ではともに準々決勝で敗れている。天皇杯から中2日で行われる一戦は、FC東京相手にハットトリックを達成したトルガイ アルスランに大きな期待がかかる。対する鹿島は前節の試合が中止となった。リーグ戦ではここ3試合勝利がない状況だ。3-1と勝利した前回対戦でゴールを決めた鈴木 優磨が再び結果を残せるか。
2位の町田はアウェイで福岡と対戦。前節は浦和と引き分け、2試合勝利がない。得点源の藤尾 翔太が出場停止となるなか、調子を上げてきたエリキが再びチームに勢いをもたらす活躍を見せられるか。福岡は神戸に敗れ、8試合勝利から遠ざかる。失点が増えてきた守備組織を上手く立て直したいところだ。
3位の神戸はホームにC大阪を迎える。前節は福岡を下し、2連勝を達成した。2ゴールで勝利の立役者となった大迫 勇也に今節もかかる期待は大きい。C大阪は前節の試合が中止となり、3週間ぶりの一戦となる。直近の試合では横浜FMに敗れ、3連敗。7戦未勝利と苦戦が続く。3試合で11失点を喫する守備の修正が重要なテーマとなるだろう。
5位のG大阪はホームで浦和と対戦。直近のリーグ戦では福岡と引き分け、4試合連続のドローとなった。勝ち切れない試合が続くなか、水曜日に行われた天皇杯では広島を撃破した。その試合で決勝点を挙げた岸本 武流が再びチームに勝利をもたらす活躍を見せられるか。対する浦和は池田 伸康暫定体制下で臨んだ前節、町田と引き分け、6試合勝利なしとなった。今節よりマチェイ スコルジャ新監督の下でリスタートを切る。昨季もチームを率いたポーランド出身の指揮官はいかにしてチームを再建していくのか。その手腕に注目が集まる。
6位にまで順位を上げてきた横浜FMは、ホームに京都を迎える。直近の試合ではC大阪を下し、2連勝とした。2試合で7得点と攻撃力が蘇ってきたなか、再びゴール量産中のアンデルソン ロペスが今節も結果を残せるか。対する京都は直近の試合でFC東京を下し、こちらも2連勝。2試合で8得点と横浜FMを上回る得点力を示している。加入後6戦6発と猛威を振るうラファエル エリアスのパフォーマンスに注目だ。
川崎Fはホームで鳥栖と対戦。前節は札幌に敗れ、2連敗となった。2試合で5失点を喫する守備の修正が求められるだろう。鳥栖は湘南に敗れ、3連敗。7戦未勝利で最下位に転落した。前回対戦で5-2と勝利した相手を再び撃破し、浮上のきっかけを見出したい。
FC東京vs名古屋は10位と11位の対戦となる。FC東京は前節、広島に敗れ、2連敗となった。2試合連続で3失点の守備面にテコ入れを図りたい。名古屋は直近の試合で湘南に勝利し、先週のルヴァンカップでは広島を下して4強に名乗りを上げている。広島相手にゴールを決めたパトリックがリーグ戦でも結果を残せるか。
新潟はホームに湘南を迎える。リーグ戦では5試合負けがなく、ルヴァンカップでは町田を下してベスト4に進出した。町田相手に4ゴールを決めた長倉 幹樹に注目だ。対する湘南は鳥栖を下し、連敗を2で食い止めている。8月以降はゴールのないルキアンに結果が求められるだろう。
柏はホームで磐田と対戦。前節は東京Vに敗れ、2連敗となった。代表戦ではベンチ外となった細谷 真大がその悔しさを晴らす活躍を見せられるか。磐田は前節の試合が中止となっている。直近の試合では札幌に敗れ、2連敗。2試合連続でゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。
札幌はホームに東京Vを迎える。前節は川崎Fを下し、3連勝で最下位から脱出した。2戦連発の青木 亮太が今節も重要な役割を担うだろう。東京Vは柏を下し、2連勝とした。こちらは2試合で3得点を記録する山見 大登に大きな期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
川崎Fvs鳥栖
横浜FMvs京都
神戸vsC大阪
札幌vs東京V
鹿島vs広島
福岡vs町田
柏vs磐田
FC東京vs名古屋
新潟vs湘南
G大阪vs浦和