首位浮上の横浜FCは4連勝をかけて愛媛と激突。清水vs長崎は自動昇格を争う2位と3位の大一番に【プレビュー：明治安田Ｊ２ 第30節】

明治安田Ｊ２リーグは 7日と8日に第30節の9試合が行われる。8日にＪリーグYBCルヴァンカップの準々決勝を戦う甲府の試合（vs熊本）は25日に開催される。

暫定ながら首位に立った横浜FCはアウェイで愛媛と対戦。前節は山形を逆転で下し、3連勝を達成。15戦負けなしと力強い戦いを続けている。現在7連勝中と得意の相手を撃破し、首位の座を守れるか。対する愛媛は水戸に敗れ、2試合勝利がない。3失点を喫した守備組織を上手く立て直したい。

清水vs長崎は2位と3位の大一番となる。清水は前節の試合が中止となったが、現在は3連勝中と勢いに乗っている。3戦連発の新戦力、アブドゥル アジズ ヤクブが今節も結果を残せるか。一方の長崎は栃木と引き分け、6試合勝利がない。今節敗れれば自動昇格争いから引き離されてしまうだけに、必勝態勢でこの試合に臨むだろう。前回対戦では長崎がエジガル ジュニオの2ゴールなどで4-1と快勝を収めたが、果たして今回はいかなる決着を見るか。

4位の仙台はアウェイで群馬と対戦。前節はいわきに2-0と快勝を収めた。ここ2試合で3ゴールを記録する中島 元彦に今節も期待がかかる。群馬は秋田を下し、連敗を4でストップした。殊勲の決勝点を挙げた川本 梨誉が今節も大仕事をやってのけるか。

5位の岡山はホームに秋田を迎える。前節は山口を下し、6試合ぶりに勝点3を手にした。途中出場から2点を決めたルカオの起用法がカギを握るだろう。秋田は群馬に敗れ、3試合勝利がない。この間にゴールのない攻撃陣の奮起が何より求められる。

6位の山口はホームで徳島と対戦。前節は岡山に敗れ、連勝はならなかった。プレーオフ出場圏内に踏み止まるためにも、連敗は避けたいところ。佐藤 謙介とヘナンの2人が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手の出来がポイントになりそうだ。徳島は前節の試合が中止となっている。直近の試合では横浜FCに敗れ、3試合勝利がない状況だ。得点力に課題を抱えるなか、今季はまだ得点のない柿谷 曜一朗に初ゴールは生まれるか。

千葉はホームに水戸を迎える。前節は大分を下し、2連勝を達成した。2試合連続で2ゴールを記録する小森 飛絢に今節もかかる期待は大きい。水戸は愛媛を下し、3連勝と勢いに乗る。こちらは2戦連発の久保 征一郎のパフォーマンスがカギを握る。

藤枝はホームで栃木と対戦。前節は熊本を2-1で下している。コンスタントに結果を残すエースの矢村 健が今節も重要な役割を担うだろう。対する栃木は長崎と引き分け、4試合勝利がない。それでも終了間際に追いつく粘りを披露した。16節以来のゴールを決めた南野 遥海がチームの起爆剤となれるか。

大分はホームに山形を迎える。前節は千葉に敗れ、3戦未勝利となった。16位に低迷するなか、10試合連続で勝ちのない（5分5敗）苦手の相手を撃破し、浮上のきっかけを見出したい。一方の山形は横浜FCに敗れ、連勝が3でストップした。先制しながらも逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。

鹿児島はホームでいわきと対戦。前節は甲府に敗れ、5連敗。8戦未勝利と苦戦が続く。4試合連続でゴールのない攻撃面のテコ入れを図りたい。いわきは仙台に敗れ、2連敗となった。2試合で6失点を喫する守備の修正がテーマとなりそうだ。

■各試合の見どころをチェック
清水vs長崎
群馬vs仙台
千葉vs水戸
藤枝vs栃木
山口vs徳島
愛媛vs横浜FC
大分vs山形
鹿児島vsいわき
岡山vs秋田