明治安田Ｊ３リーグは6日から8日までに第27節の10試合が開催される。
首位の大宮はアウェイで松本と対戦。前節はYS横浜を下し、3連勝を達成した。2ゴールで勝利の立役者となった新戦力のファビアン ゴンザレスが今節も結果を残せるか。対する松本は岐阜に1-0で競り勝った。前回対戦で2-0と快勝を収めた相手を再び撃破し、プレーオフ出場圏内への浮上を狙う。
2位の今治はアウェイで5位の北九州と対戦する。前節は奈良を下し、10戦負けなしとした。好調を維持するマルクス ヴィニシウスと横山 夢樹の2トップが今節も重要な役割を担うだろう。北九州は福島に敗れ、14試合ぶりの黒星を喫した。終了間際の失点で敗れただけに、終盤の戦い方がポイントになりそうだ。
3位の富山は奈良の本拠地に乗り込む。前節は沼津との上位対決をモノにし、勢いに乗る。ここ2試合で8得点と攻撃が機能するなか、ともに2戦連発の安光 将作と髙橋 馨希が今節も結果を残せるか。一方の奈良は今治に敗れ、4連敗となった。今節を前にフリアン マリン バサロ監督を解任し、中田 一三新監督の下でリスタートを切る。現在18位と苦しい戦いが続くなか、新たな指揮官はいかにチームを再建するのか。その手腕に注目が集まる。
4位の沼津はアウェイで鳥取と対戦。前節は富山に敗れ、2連敗となった。5失点を喫した守備の修正が重要なテーマとなる。鳥取は琉球に敗れ、連勝が3でストップした。今節はその試合で退場となった大城 蛍が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手の出来がポイントになりそうだ。
6位の金沢はYS横浜とのアウェイゲームに臨む。前節はFC大阪と引き分け、3試合勝利から遠ざかる。2戦連発の梶浦 勇輝が再びチームに勢いをもたらす活躍を見せられるか。YS横浜は大宮に敗れ、3連敗となった。3試合で10失点を喫する守備組織の立て直しが急務となる。
3連勝と好調を維持する琉球は、ホームに岩手を迎える。前節は鳥取に3-1と快勝を収めた。加入後初ゴールを決めた重松 健太郎が今節も結果を残せるか。対する岩手は讃岐に敗れ、5連敗。10戦未勝利と苦しい戦いが続く。得点力に課題を抱えるなか、今季初ゴールを決めた深堀 隼平がここから勢いに乗っていきたい。
八戸vs福島は勝点36で並ぶ11位と10位の対戦となる。八戸は前節、宮崎に敗れ、3連勝はならなかった。途中出場から結果を残す雪江 悠人の起用法が今節もカギを握りそうだ。福島は前節、北九州を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。値千金の決勝弾を決めた清水 一雅が今節も大仕事をやってのけるか。
相模原はホームで宮崎と対戦。前節は長野と引き分け、5試合勝利から遠ざかる。3試合連続で終了間際に失点しているだけに、試合の終わらせ方がポイントになるだろう。宮崎は八戸を下し、2連勝と復調の気配を見せる。移籍後初ゴールを含む2点を決めた武 颯に今節もかかる期待は大きい。
長野はホームにFC大阪を迎える。前節は相模原と引き分け、連勝はならなかった。それでも終了間際に追いつく粘りを披露。その勢いを今節にも持ち込み、過去対戦で勝ったことのない（3戦3敗）相手に初勝利を狙う。FC大阪は金沢と引き分け、7戦未勝利となった。先制しながらも追いつかれる試合が続いているだけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。
讃岐はホームで岐阜と対戦。前節は岩手を下し、3連勝と勢いに乗る。2戦連発の丹羽 詩温に今節も期待がかかる。岐阜は松本に敗れ、連勝はならなかった。4連勝中と相性の良い相手を撃破し、上位進出の足掛かりを掴みたい。
■各試合の見どころをチェック
八戸vs福島
YS横浜vs金沢
相模原vs宮崎
松本vs大宮
北九州vs今治
琉球vs岩手
長野vsFC大阪
鳥取vs沼津
奈良vs富山
讃岐vs岐阜
