中断期間が明けた明治安田J1リーグは、7日に第25節の10試合が開催される。インターバルを経て、各チームにはどのような変化が生まれたのか。今夏に加入した新戦力、激闘を終えたパリ五輪メンバーのパフォーマンスにも注目が集まる。
首位の町田はアウェイでC大阪と対戦。前節は横浜FMに敗れ、連勝が3でストップした。名古屋から加入した相馬 勇紀がチームにさらなる勢いをもたらせるか。対するC大阪は新潟に敗れ、3試合勝利から遠ざかる。先手を奪われる試合が続いているだけに、先行逃げ切りパータンへと持ち込みたい。
2位のG大阪はホームにFC東京を迎える。前節は湘南に敗れ、3連勝はならず。今節は大黒柱の宇佐美 貴史が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。FC東京は鹿島に1-2で敗れている。上位陣に引き離されないためにも、ここが踏ん張りどころだろう。松木 玖生が抜けた穴をいかに埋めるかも、重要なテーマとなる。
3位の鹿島はホームで鳥栖と対戦。前節はFC東京に競り勝った。今節は中盤を支える知念 慶が出場停止となるなか、今夏に復帰した三竿 健斗にかかる期待は大きい。鳥栖は広島に敗れ、2連敗となった。長沼 洋一、手塚 康平ら主力が移籍したなか、清武 弘嗣ら新戦力の出来がカギを握りそうだ。
4位の神戸はアウェイで川崎Fと対戦。前節は名古屋と引き分け5戦負けなしとしたが、2試合連続のドローとなった。土壇場の失点で追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。川崎Fは柏を下し、7試合ぶりに勝点3を手にした。2ゴールで勝利の立役者となった山田 新が今節も輝きを放てるか。
5位の広島は東京Vの本拠地に乗り込む。前節は鳥栖を撃破し、2連勝と再び調子を上げている。得点源の大橋 祐紀が海外へと旅立ったなか、ドウグラス ヴィエイラら他のFW陣に結果が求められる。東京Vは福岡を下し、3試合ぶりに白星を掴んでいる。鹿島から加わった松村 優太がチームにさらなる勢いをもたらせるか。
湘南はホームに福岡を迎える。前節はG大阪を下し、3連勝を達成した。3試合で9得点と攻撃が機能する一方、ここ2試合はクリーンシートを達成。攻守両面で良い状態にあるなか、さらなる浮上も見えてきた。対する福岡は東京Vに敗れ、3連敗。3試合でわずか1得点と元気のない攻撃陣の奮起が求められる。
新潟はホームで磐田と対戦。前節はC大阪を下し、連敗を2で食い止めている。待望の初ゴールを決めた小野 裕二が再び結果を残せるか。磐田は京都に敗れ、2連敗。降格圏の18位に転落した。苦しい戦いが続くなか、C大阪から加入したジョルディ クルークスが救世主となれるか。
京都はホームに名古屋を迎える。前節は磐田を下し、5試合負けなしとしている。加入後初ゴールを決めたラファエル エリアスのパフォーマンスに注目が集まる。名古屋は神戸と引き分け、連勝はならなかった。2ゴールでチームを救った稲垣 祥が今節も重要な役割を担うだろう。
浦和はホームで柏と対戦。前節は札幌に敗れ、3試合勝利がない。4失点を喫した守備の修正が重要なテーマとなる。柏は川崎Fに敗れ、2連敗となった。パリ帰りの細谷 真大が嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。
横浜FMはホームに札幌を迎える。前節は町田を下し、2連勝と調子を上げてきた。2戦連発の天野 純に今節もかかる期待は大きい。札幌は浦和を下し、10試合ぶりに勝点3を手にした。今季初得点を含む2ゴールを決めた鈴木 武蔵がここから勢いに乗っていけるか。
■各試合の見どころをチェック
鹿島vs鳥栖
東京Vvs広島
川崎Fvs神戸
湘南vs福岡
新潟vs磐田
京都vs名古屋
G大阪vsFC東京
C大阪vs町田
浦和vs柏
横浜FMvs札幌