明治安田J1リーグは13日と14日に第23節の10試合が開催される。7月8日に夏のウインドー(第2登録期間)が開いたため、今節より今夏に移籍した選手が出場可能となる。
首位の町田はアウェイで東京Vとのダービーマッチに挑む。前節は名古屋を下し、2連勝を達成した。海外移籍を実現した平河 悠の穴埋めがテーマとなりそうだ。対する東京VはC大阪と引き分け、連勝はならず。前回対戦では0-5と大敗を喫しただけに、まずは慎重な試合の入りが求められるだろう。
2位の鹿島は横浜FMの本拠地に乗り込む。前節は札幌を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。その試合で2つのアシストを記録し、前回対戦でもゴールを決めている鈴木 優磨が今節も重要な役割を担うだろう。横浜FMはG大阪に敗れ、4連敗となった。苦しい戦いが続くなか、海外から復帰した西村拓真が救世主となれるか。
3位のG大阪は、アウェイで鳥栖と対戦。前節は横浜FMを4-0で撃破した。今季初ゴールを決めたイッサム ジェバリが、ここから勢いに乗っていけるか。鳥栖は新潟を下し、2連勝を達成。ここ2試合で3得点を決めている横山 歩夢に加え、C大阪から加入した清武 弘嗣にも期待がかかる。
4位の神戸は札幌とのアウェイゲームに臨む。前節は広島を下し、2連勝とした。2戦連発と調子を上げてきた大迫 勇也が今節も結果を残せるか。対する札幌は鹿島に敗れ、8連敗となった。5試合連続で無得点に終わるなか、水曜日の天皇杯で結果を出した若手が、チームを救う活躍を見せられるか。
5位のC大阪は、アウェイで川崎Fと対戦。前節は東京Vと引き分け、8戦負けなしとした。前回対戦で決勝点を挙げたレオ セアラが今節もカギを握るだろう。川崎Fは磐田と引き分け、4試合連続のドローとなった。リードを守り切れない試合が続いているだけに、試合の終わらせ方が重要なテーマとなる。
広島vs福岡は7位と6位の対戦となる。ともに上位に食らいついていくためにも勝利が求められる一戦だ。広島は前節、神戸に敗れ、3試合勝利から遠ざかる。5試合ゴールのないピエロス ソティリウに結果が求められるだろう。対する福岡は京都に敗れ、7試合ぶりに黒星を喫した。今節は最終ラインを支える田代 雅也が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
FC東京は国立で新潟と対戦する。前節は柏に敗れ、2連敗となった。9試合連続で負けなし(6勝3分)と得意の相手を撃破し、再び上昇気流に乗っていけるか。一方の新潟は鳥栖に敗れ、6戦ぶりの黒星となった。谷口 海斗が3試合連続ゴールと好調を維持するだけに、今季最多に並ぶ4点を奪われた守備組織を上手く立て直したい。
名古屋vs柏は12位と11位の対戦となる。名古屋は前節、町田に敗れ、4連敗。7戦未勝利と苦戦が続く。得点力不足の課題を解消するためにも、山岸 祐也に初ゴールが求められる。柏はFC東京を下し、2連勝と復調の気配を見せる。2試合で7得点と攻撃に勢いが生まれるなか、五輪前の最後の試合となる細谷 真大が結果を残せるか。
京都はホームで浦和と対戦。前節は福岡を下し、2連勝を達成。2戦連発の原 大智に今節もかかる期待は大きい。対する浦和は湘南に敗れ、3連勝はならなかった。多くの主力が移籍したなか、今夏に加入した本間至恩が再びチームに勢いをもたらす活躍を見せられるか。
湘南はホームに磐田を迎える。前節は浦和を下し、7戦ぶりの白星を掴んでいる。初ゴールを決めた19歳の石井 久継が今節も輝きを放てるか。一方の磐田は川崎Fと引き分け、2試合勝利がない。復活のゴールを決めたジャーメイン 良がチームを勢いづける活躍を見せたいところだ。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs神戸
FC東京vs新潟
東京Vvs町田
名古屋vs柏
広島vs福岡
京都vs浦和
川崎FvsC大阪
湘南vs磐田
鳥栖vsG大阪
横浜FMvs鹿島