明治安田Ｊ２リーグは29日と30日に、第22節の10試合が開催される。
長崎はアウェイで徳島と対戦。水曜日に行われたいわきとの一戦に勝利を収め、首位に浮上した。徳島には前回対戦で6-1と大勝を飾っている。その試合でハットトリックを達成したエジガル ジュニオが、今節も重要な役割を担うだろう。徳島は水戸を下し、連敗を2で食い止めた。途中出場から決勝点を挙げた坪井 清志郎が再び大仕事をやってのけるか。
2位の横浜FCはいわきの本拠地に乗り込む。前節は熊本を下し、6連勝と勢いを加速させている。2試合連続で2ゴールを記録する小川 慶治朗に今節も期待がかかる。対するいわきは水曜日に長崎と対戦し、中2日での一戦となる。その試合では3点を奪われただけに、守備の修正がテーマとなりそうだ。
3位の清水はホームに4位の岡山を迎える。前節は秋田に敗れ、2連敗。ついに首位から陥落した。2試合連続で3失点の守備面のテコ入れが求められるだろう。対する岡山は群馬を下し、2連勝を達成した。ともに完封勝利と堅守を実現しており、今節も強度の高い守備をベースに粘り強く試合を進めていくはずだ。
5位の仙台はホームで栃木と対戦。前節は山形と引き分け、3試合連続のドローとなった。勝ち切れない試合が続くなか、過去対戦で負けなし（7勝1分）の相手を撃破し、再び勢いに乗っていきたい。対する栃木は千葉を下し、2連勝と復調の気配を見せる。ここ3試合で2得点と好調な大島 康樹が今節もカギを握るだろう。
6位の山口はアウェイで水戸と対戦。前節はいわきに敗れ、連勝はならず。今季最多の3失点を喫した守備組織を上手く立て直したい。水戸は徳島に敗れ、こちらも連勝はならなかった。得点力不足に苦しむなか、2-1と勝利した前回対戦で決勝点を挙げた寺沼 星文が再び結果を残せるか。
千葉はホームに鹿児島を迎える。前節は栃木に敗れ、4連勝はならなかった。巻き返しを期す今節は、2節以来のゴールを決めた田中 和樹に期待がかかる。鹿児島は大分を下し、2連勝と調子を上げている。大分相手に結果を出し、前回対戦でも2ゴールを決めている藤本 憲明が再び輝きを放てるか。
大分はホームで甲府と対戦する。前節は2人の退場者を出し、鹿児島に完敗。これで8戦未勝利となった。今節はその試合で退場となった安藤 智哉と保田 堅心に加え、得点源の長沢 駿も累積で出場停止となる。苦しい台所事情を強いられるなか、総力戦が求められるだろう。一方の甲府は愛媛に敗れ。こちらは7試合勝利がない。得点は奪えているだけに、失点が続く守備の修正がテーマとなるだろう。
秋田はホームに山形を迎える。前節は清水を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。2ゴールで勝利の立役者となった梶谷 政仁に今節もかかる期待は大きい。山形は仙台と引き分け、4試合勝利がない。古巣相手にゴールを決めた氣田 亮真が、嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。
熊本はホームで愛媛と対戦。前節は横浜FCに敗れ、2連敗となった。5点を奪われた守備の修正もさることながら、2試合連続でゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。対する愛媛は甲府を下し、3連勝を達成。前回対戦では2-3と敗れた相手にリベンジを果たし、さらなる浮上を狙う。
群馬はホームに藤枝を迎える。前節は岡山に敗れ、2連敗。これで14戦未勝利となった。課題の得点力不足をいかに解消していくのか。就任以来まだ白星のない武藤 覚監督の手腕に注目だ。一方の藤枝は長崎に敗れ、3連敗となった。再び調子を落とすなか、前回対戦で2ゴールを決めた矢村 健に期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
いわきvs横浜FC
水戸vs山口
熊本vs愛媛
仙台vs栃木
群馬vs藤枝
徳島vs長崎
大分vs甲府
秋田vs山形
清水vs岡山
千葉vs鹿児島
