明治安田J2リーグは15日と16日に第20節の10試合が開催される。今節より後半戦の戦いがスタートする。優勝・昇格争いはここから本格化していくだろう。
首位の清水はアウェイで愛媛と対戦。前節は藤枝に1-0で競り勝った。殊勲の決勝点を叩きこみ、前回対戦でも2ゴールを決めた北川 航也に今節もかかる期待は大きい。対する愛媛は水戸を下し、7試合ぶりに勝点3を手にした。高い位置からの守備を敢行し、清水の攻撃に自由を与えないことが勝利へのポイントになりそうだ。
仙台vs長崎は4位と2位の上位対決となる。仙台は前節、甲府と引き分け、連勝はならなかった。待望の今季初ゴールを決めた郷家 友太がここから勢いに乗っていけるか。一方の長崎は水戸を下し、3連勝を達成した。仙台は今季唯一敗れた相手だけにリベンジの想いは強いだろう。2戦連発のエジガル ジュニオが前回対戦に続いて結果を残せるか。
3位の横浜FCは藤枝の本拠地に乗り込む。前節は徳島を下し、4連勝と勢いに乗る。鮮やかな直接FKを決めた福森 晃斗の左足に注目が集まる。藤枝は清水との同県対決に敗れ、連勝はならなかった。前回対戦では0-2で敗れた相手に勝利を収め、上位進出への足掛かりを掴みたい。
群馬vs山口は、水曜日に行われた天皇杯2回戦と同カードとなる。その試合ではPK戦の末に山口が勝利を収めており、群馬にとってはリベンジの一戦となる。群馬は前節、栃木と引き分け、3試合連続のドロー。12戦勝利がなく最下位に沈んでいるが、7連敗を喫した一時期の苦境からは脱しつつある。堅い守りを保ち少ないチャンスをモノにする戦いに勝機を見出したい。対する山口は千葉に敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。4-0と快勝した前回対戦で2ゴールを決めた河野 孝汰が今回も結果を残せるか。
6位の岡山はアウェイで熊本と対戦。前節は鹿児島と引き分け、2試合勝利がない。さらに水曜日の天皇杯では愛媛に7失点の完敗を喫しており、状態はいいとは言えない。4戦連発中の岩渕 弘人が嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。熊本は秋田と引き分け、連勝はならなかった。今節は岩下 航と豊田 歩が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
千葉はホームに徳島を迎える。前節は山口を下し、2連勝と調子を上げている。FKで今季初ゴールを決めた日高 大が今節も輝きを放てるか。徳島は横浜FCに敗れ、連勝はならず。水曜日に行われた天皇杯の仙台戦で、途中出場から決勝点を決めた渡 大生がこの試合でも勝負強さを見せつけたい。
いわきはホームで甲府と対戦。前節は仙台に敗れ、2試合勝利なしとなった。2戦連発中の谷村 海那がチームに勝利をもたらす活躍を見せられるか。甲府は仙台と引き分け、5試合勝利から遠ざかっている。3戦連発中のアダイウトンが出場停止となるなか、ピーター ウタカにかかる期待は大きい。
水戸はホームに秋田を迎える。前節は愛媛に敗れ、3連敗となった。それでも水曜日の天皇杯では熊本に2-1で勝利を収めている。この試合でゴールを決めた安藤 瑞季が巻き返しのキーマンとなれるか。秋田は熊本と引き分け4戦負けなしながら、3試合連続で勝ち切れていない。今季初ゴールを決めた中村 亮太が再び結果を残せるか。
鹿児島はホームで山形と対戦。前節は岡山と引き分け、8試合勝利がない。守備の安定感は備わりつつあるだけに、後はいかに得点を奪えるか。4節以来ゴールのない藤本 憲明に結果が求められる。山形は大分と引き分け、3戦負けなしとした。3試合連続でクリーンシートと堅い守りを実現するなか、攻撃では前回対戦で1得点・1アシストを記録したイサカ ゼインに期待がかかる。
大分はホームに栃木を迎える。前節は山形と引き分け、6試合勝利なしとなった。6試合でわずか4得点に留まるなか、渡邉 新太ら攻撃陣の奮起が求められる。栃木は群馬と引き分け、こちらは13試合勝利がない。厳しい戦いが続くなか、前回対戦で勝利を収めた相手を再び撃破し、好転のきっかけを見出したい。
■各試合の見どころをチェック
藤枝vs横浜FC
鹿児島vs山形
いわきvs甲府
水戸vs秋田
仙台vs長崎
愛媛vs清水
熊本vs岡山
大分vs栃木
群馬vs山口
千葉vs徳島