ＪリーグYBCルヴァンカップは22日に1stラウンド3回戦の10試合が開催される。
Ｊ３とＪ１の対戦は3試合となった。富山はホームにＪ１王者の神戸を迎える。2回戦ではＪ２の清水をPK戦の末に撃破。リーグ戦でも2連勝と調子を上げているだけに、番狂わせを起こす可能性も十分にあるだろう。対する神戸は2回戦で苦しみながらも今治を下した。殊勲の決勝点を決めた佐々木 大樹が今回も結果を残せるか。
2回戦でＧ大阪を下した琉球は、Ｃ大阪と対戦。古巣相手に決勝点挙げ、現在はＪ３の得点ランクのトップに立つ白井 陽斗が再び大仕事をやってのけるか。Ｃ大阪は岩手を下し、3回戦に駒を進めてきた。出場機会を徐々に増やしてきた清武 弘嗣にかかる期待は大きい。
長野はホームで札幌と対戦する。1回戦で徳島を5-1で撃破すると、2回戦では2点のビハインドを跳ね返し、京都に3-2と逆転勝利を収めた。攻撃的な戦いを貫き、再びＪ１撃破を実現できるか。札幌は2回戦で沼津を3-1と一蹴した。リーグ戦では苦戦が続くなか、この大会で結果を出し、勢いを生み出したい。
Ｊ２とＪ１の対戦も3試合となっている。長崎はホームで浦和に挑む。2回戦では磐田に1-0で勝利した。リーグ戦では14戦無敗と好調を維持しており、Ｊ１チーム相手にもその勢いを見せつけられるか。対する浦和は鳥取を5-2で下している。その試合で2ゴールを決めた中島 翔哉が今回もカギを握りそうだ。
横浜FCはホームで名古屋と対戦。2回戦ではPK戦の末に岡山を下した。先週末のリーグ戦では首位の清水を下し、調子を上げている。リーグ最少失点を誇る堅守は、Ｊ１相手にも通用するか。一方の名古屋は大宮に2-0と快勝を収めた。リーグ戦でも2連勝と再び状態を上げている。大宮相手に2ゴールを決めたパトリックが今回も輝きを放てるか。
2回戦で湘南を下した秋田はホームに新潟を迎える。湘南相手に決勝点を叩き込み、先週末のリーグ戦でも結果を出した小松 蓮にかかる期待は大きい。新潟はいわきを下し、3回戦に進出した。今季はまだゴールのない小見 洋太が結果を残せるか。
残りの4試合はＪ１対決となる。東京Ｖはホームに広島を迎える。2回戦では鹿児島を1-0で下している。直近のリーグ戦では町田に5失点の完敗を喫しただけに、守備の立て直しが求められるだろう。対する広島は奈良を6-0で一蹴。先週末のリーグ戦でも5-0と京都を下し、攻撃に迫力が生まれている。京都相手にハットトリックを達成した新井 直人に期待がかかる。
町田vs鹿島はＪ１リーグの1位と3位の上位対決となる。町田は2回戦で2-1と北九州に競り勝ち、先週末のリーグ戦では東京Ｖを5-0で下している。対する鹿島は2回戦で延長戦の末に八戸に勝利。リーグ戦では6戦負けなしと好調を維持している。両者は3月9日にリーグ戦で対戦し、1-0で町田が勝利した。町田が再び勝負強さを示すのか、それとも鹿島がリベンジを果たすのか。3回戦で最注目のカードとなる。
連覇を狙う福岡は、アウェイで柏と対戦。2回戦ではPK戦にもつれ込む苦しい戦いの末、松本に薄氷の勝利を収めた。リーグ戦では2連敗と調子を落としつつある。得点力に課題を残すなか、紺野 和也ら攻撃陣が意地を見せられるか。柏は群馬を3-1で下し、3回戦に駒を進めてきた。リーグ戦でも2連勝と調子を上げてきた。群馬相手にゴールを奪い、先週末のリーグ戦でも結果を出した戸嶋 祥郎がキープレーヤーとなりそうだ。
2回戦で熊本に競り勝った鳥栖はホームでFC東京と対戦。熊本相手に決勝点を挙げた横山 歩夢が今回も大仕事をやってのけるか。FC東京は2回戦でYS横浜を4-0で撃破した。リーグ戦では3試合勝利がないなか、荒木 遼太郎と松木 玖生のＵ-23日本代表コンビに期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
富山vs神戸
東京Ｖvs広島
長崎vs浦和
町田vs鹿島
横浜FCvs名古屋
柏vs福岡
琉球vsＣ大阪
秋田vs新潟
鳥栖vsFC東京
長野vs札幌
