代表ウイークを挟み、2週間ぶりに開催される明治安田J1リーグは、29日と30日に第5節の10試合が行われる。
3連勝で首位に浮上した町田はホームに鳥栖を迎える。前節は札幌を2-1で下している。U-23日本代表の活動でも活躍した平河 悠と藤尾 翔太が今節も力強く攻撃を牽引するはずだ。対する鳥栖はC大阪に敗れ、2連敗。ともに完封負けを喫しただけに、攻撃陣の奮起が求められる。
広島vsG大阪は2位と5位の無敗対決となる。広島は前節、神戸と引き分けたものの、ここまでわずか1失点と堅い守りが光る。現在3連勝中と相性の良い相手を撃破し、さらに勢いに乗っていきたい。G大阪は磐田を下し、2連勝を達成。3戦連発と絶好調の宇佐美 貴史に今節もかかる期待は大きい。
同じく無敗を維持する3位のC大阪はホームに湘南を迎える。前節は鳥栖を下し、2連勝と勢いが生まれている。加入後初ゴールを決めたヴィトール ブエノが今節も結果を残せるか。湘南は浦和と引き分け、3戦負けなしとした。2ゴールを決めた鈴木 章斗のパフォーマンスに注目が集まる。
鹿島はホームで磐田と対戦。前節は川崎Fに2-1で競り勝った。今季初ゴールを決めた鈴木 優磨がチームにさらなる勢いをもたらす活躍を見せられるか。磐田はG大阪に敗れ、2連敗となった。ジャーメイン 良が好調を維持するだけに、他の攻撃陣にも結果が求められる。
神戸はホームに札幌を迎える。前節は広島に勝ち切れず、連勝はならなかった。いまだホームでは得点も勝利もないが、ここ8戦負けなしと得意とする相手から本拠地での今季初白星を掴みたい。一方の札幌は町田に敗れ、3連敗。開幕から未勝利が続く。今季のチーム初得点を記録した18歳の原 康介が救世主となれるか。
川崎FvsFC東京は白熱のライバル対決となる。川崎Fは前節、鹿島に敗れ、3連敗となった。苦しい戦いが続くなか、今節は攻撃の軸を担うマルシーニョが出場停止となる。遠野 大弥、瀬川 祐輔ら他の攻撃陣が、その穴を埋める活躍を見せたいところ。一方のFC東京は福岡を下し、今季初勝利を挙げた。ここまで4得点と絶好調の荒木 遼太郎に今節も期待がかかる。43回目を迎える伝統の“多摩川クラシコ”を制するのは果たしてどちらのチームか。
東京Vvs京都は29日の金曜日にナイトゲームとして開催される。東京Vは前節、新潟と引き分け、開幕からまだ勝利がない。今節はここまでともに2得点を決めている山田 楓喜と木村 勇大が所属元との対戦となるだけに出場できない。2人のキーマンを欠くなか、染野 唯月ら他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。京都は横浜FMに敗れ、連勝はならず。2戦連発と勢いに乗る川﨑 颯太が今節も結果を残せるか。
新潟はホームで柏と対戦。前節は東京Vと2-2で引き分けた。終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。柏は名古屋に敗れ、今季初黒星を喫した。隙を見せたセットプレーの対応がポイントになりそうだ。
浦和はホームに福岡を迎える。前節は湘南と引き分け、3戦負けなしとしている。加入後初ゴールを決めたサミュエル グスタフソンに今節もかかる期待は大きい。福岡はFC東京に敗れ、初黒星となった。3点を奪われた守備の修正が求められてくるだろう。
名古屋はホームで横浜FMと対戦。前節は柏を下し、初勝利を挙げた。先制ゴールを決めた永井 謙佑に今節も期待がかかる。横浜FMは京都に3-2で競り勝った。2ゴールを決めたアンデルソン ロペスが今節も重要な役割を担うはずだ。
■各試合の見どころをチェック
東京Vvs京都
広島vsG大阪
新潟vs柏
神戸vs札幌
鹿島vs磐田
浦和vs福岡
町田vs鳥栖
川崎FvsFC東京
名古屋vs横浜FM
C大阪vs湘南