2024年3月5日(火) 18:00
Jリーグ全60チームが参加する新形式の大会がスタート。リーグ戦開幕2連勝を達成したJ3の沼津はJ2の仙台に挑む【プレビュー:ルヴァンカップ 1stラウンド 1回戦】
2024シーズンのJリーグYBCルヴァンカップが6日に開幕する。
今年より同大会は大会方式が大きく変更。J1、J2、J3の全60クラブが参戦し、優勝を争うこととなった。
1stラウンドはACLのノックアウトステージに出場する3チーム(川崎F、横浜FM、甲府)を除くJ1の18チーム、J2の19チーム、J3の20チームの計57チームを10グループに分け、1試合制のノックアウト方式を行う。各トーナメントを勝ち上がった10チームがプレーオフラウンドに進出するというレギュレーションだ。
6日には1回戦の9試合が開催。残りの1回戦の8試合は13日に予定されている。
沼津はホームに仙台を迎える。J3では開幕2連勝と好スタートを切っており、その勢いをこの試合にも持ち込みたいところ。2戦連発中の森 夢真がチームを勝利に導けるか。対する仙台は先週末の試合でリーグ戦初勝利を手にした。こちらは豪快な一撃を決めた中山 仁斗に期待がかかる。
1stラウンドは基本的にカテゴリーが下のチームのホームで開催されるが、群馬と相模原の一戦は相模原のホームスタジアムが改修工事などの影響により、スタジアム確保が困難であることから、群馬のホームで開催される。
群馬は開幕2試合引き分けと、まだ勝利を手にできていない。開幕戦でゴールを決めた髙澤 優也が再び結果を残せるか。一方の相模原は開幕2連勝を達成。2試合ともにクリーンシートを達成した堅守を武器に下剋上を狙う。
愛媛vs長崎はJ2同士の対戦となる。愛媛は開幕戦こそ勝利したものの、2節の清水戦では0-2で敗れている。スピード溢れるプレーで好機を生み出す窪田 稜のパフォーマンスに注目だ。長崎はリーグ戦2試合を終えて、まだ勝利がない。2節の仙台戦で初ゴールを決めたエジガル ジュニオに期待がかかる。
鹿児島vs千葉もJ2対決となる。鹿児島は2節の徳島戦でJ2復帰後初勝利を挙げた。途中出場から決勝点を決めた19歳の武 星弥が再び大仕事をやってのけるか。千葉は先週末のリーグ戦で藤枝に4-0と快勝。その試合で2ゴールを決めた田中 和樹が注目選手となる。
YS横浜はホームで水戸と対戦。リーグ戦2試合を終えて勝ちはないが、粘り強い戦いを保ち、相手の隙を突いていきたい。水戸は直近の試合で甲府に敗れたものの、状態は悪くない。久保 征一郎ら若い力がチームに勢いをもたらすはずだ。
讃岐はホームに秋田を迎える。リーグ戦では2試合連続ドローと結果を残せていないが、守備の安定感は備わるだけに大きく崩れることはないだろう。秋田は開幕2連敗と苦しいスタートとなった。2試合連続完封負けと得点力に課題を抱えるなか、攻撃陣の奮起が求められるだろう。
北九州vs大分は九州対決となった。北九州は開幕から2試合勝利がない。平原 隆暉ら若い力が起爆剤となれるか。大分も2試合連続引き分けと結果を出せていない。異なるコンペティションでの戦いで勝利を手にし、勢いを生み出していきたいところだ。
宮崎はホームで岡山と対戦。開幕2連敗スタートとなったものの、吉澤 柊が2戦連発と好調を維持する。新たなエース候補に名乗りを上げたこの新戦力にかかる期待は大きい。対する岡山は先週末の試合で終了間際に追いつかれ、開幕2連勝とはならず。開幕戦でゴールを決めたグレイソンがこの大会でも結果を残せるか。
琉球はホームに藤枝を迎える。リーグ戦では開幕2試合負けなしと上々のスタートを切った。2試合連続で複数得点を記録する攻撃スタイルは、J2のチーム相手にも通用するか。一方の藤枝は2試合勝利がなく、得点もない状況だ。新戦力の中島 大嘉がチームに勢いをもたらしたい。
■各試合の見どころをチェック
群馬vs相模原
YS横浜vs水戸
沼津vs仙台
讃岐vs秋田
愛媛vs長崎
北九州vs大分
宮崎vs岡山
鹿児島vs千葉
琉球vs藤枝