明治安田生命J3リーグは25日、26日に第37節の10試合が行われる。今季も残り2試合となり、今節は2位の鹿児島に昇格の可能性が生まれている。条件は鹿児島が勝利し、3位の富山が引き分け以下に終わった場合となる。果たして愛媛に続いて歓喜の瞬間は訪れるか。
その鹿児島はホームに沼津を迎える。前節は今治に敗れ、2連敗となった。ともに2失点を喫している後半の戦い方がポイントになるだろう。沼津には前回対戦で敗れているが、今季のホーム最終戦でリベンジを果たし、地元のファンの前で昇格を実現できるか。対する沼津は讃岐に敗れ、連勝はならなかった。得点力に課題を抱えるなか、3トップのパフォーマンスがカギを握るだろう。
3位の富山はアウェイで宮崎と対戦。前節は八戸に敗れ、2連敗となった。今節は引き分け以下で鹿児島に昇格を決められる可能性があるだけに、勝点3が何より求められる。2試合連続でゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。一方の宮崎は前節、FC大阪と引き分け、2試合勝利なし。2戦連発中の山崎 亮平が今節も結果を残せるか。
4位の奈良はホームに8位の鳥取を迎える。前節は相模原を下し、2連勝を達成。ゴール量産中の酒井 達磨が今節も重要な役割を担うだろう。鳥取は琉球を下し、5試合ぶりの勝利を手にした。2ゴールを決めた牛之濵 拓にかかる期待は大きい。
今治vsFC大阪は、5位と6位の直接対決となる。今治は前節鹿児島を下し、連敗を3で食い止めた。頼れるベテラン、三門 雄大が前節に続いて結果を残せるか。FC大阪は宮崎と引き分け、2試合勝利がない。終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。
7位の松本はアウェイで讃岐と対戦。前節はYS横浜に敗れ、4戦ぶりの黒星となった。チャンスを作りながらも決めきれなかった攻撃陣の奮起が求められる。讃岐は沼津を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。11試合ぶりに結果を出した吉田 源太郎に今節も期待がかかる。
9位の八戸は愛媛の本拠地に乗り込む。前節は富山を下し2連勝と調子を上げている。値千金の決勝点を決めたオリオラ サンデーが再びチームに勝利をもたらす活躍を見せられるか。対する愛媛は前節、福島に敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。すでに昇格と優勝を決めているものの、今季のホーム最終戦で快勝を収め、来季のJ2での戦いへと弾みを付けたい。
琉球はホームで岐阜と対戦。前節は鳥取に敗れ、連勝はならず。得点は奪えているだけに、3失点を喫した守備の修正が求められるだろう。岐阜は岩手に敗れ、昇格の可能性が絶たれている。3戦連発中の山内 寛史がチームに再び勢いをもたらしたい。
YS横浜はホームに長野を迎える。前節は松本を下し、連敗を2で食い止めている。6試合ぶりにゴールを決めた佐藤 大樹が今節も結果を残せるか。長野は北九州と引き分け、4連勝はならなかった。3戦連発中の近藤 貴司が今節も重要な役割を担うだろう。
相模原はホームで岩手と対戦。前節は奈良に敗れ、3連勝はならず。先制しながら逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがテーマとなりそうだ。岩手は岐阜に競り勝ち、3試合ぶりに白星を手にした。途中出場から決勝点を決めた佐藤 未勇が今節も大仕事をやってのけるか。
北九州はホームに福島を迎える。前節は長野と引き分け、今季初の連勝はならなかった。すでに20位が確定しているものの、ホーム最終戦で意地を見せたいところ。ともに2戦連発中の高 昇辰と前川 大河に期待がかかる。福島は愛媛を下し、7試合ぶりに白星を手にした。2ゴールで優勝チーム撃破の立役者となった雪江 悠人が今節も結果を残せるか。
■各試合の見どころをチェック
今治vsFC大阪
琉球vs岐阜
愛媛vs八戸
YS横浜vs長野
奈良vs鳥取
宮崎vs富山
鹿児島vs沼津
相模原vs岩手
讃岐vs松本
北九州vs福島