明治安田生命J2リーグは12日に今季の最終節が行われ、2位の清水が水戸と引き分けた一方、3位の磐田が栃木を下し、逆転でJ1昇格を決めた。
勝てば昇格が決まる清水はアウェイで水戸と対戦。しかし62分に先制を許すと、81分にチアゴ サンタナのゴールで追いつくも、勝ちこしゴールは奪えず、1-1の引き分けに終わった。
アウェイで栃木と対戦した磐田は24分に先制点を奪われるも、41分にドゥドゥのゴールで追いつくと、61分に松本 昌也が勝ち越しゴールをマーク。このリードを守り抜いた磐田が2-1で逆転勝利を収めた。この結果、勝点を75に伸ばし、同74の清水をかわして自動昇格圏内となる2位に浮上。1年でのJ1復帰を決めている。
自動昇格の可能性を残していた東京Vは綱島 悠斗と中原 輝のゴールで2-0と大宮を下し、磐田と勝点で並んだものの、得失点差で一歩及ばず、3位でプレーオフに回ることとなった。清水は4位に転落している。
残り一枠となっていたプレーオフ出場争いは、7位の山形と6位の甲府の直接対決が行われた。勝ったほうがプレーオフ出場権を手にできる一戦は、63分にアウェイの甲府が先制するも、追いかける山形は82分に宮城 天のゴールで追いつくと、90+2分にデラトーレが値千金の逆転ゴールをマーク。劇的な展開で勝利を収めた山形が、5位でプレーオフ出場を決めた。
わずかにプレーオフ出場の可能性を残していた長崎は、澤田 崇のゴールなどで3-1で千葉を下したものの、一歩及ばず7位で今季を終えた。一方敗れた千葉は山形にかわされ6位でプレーオフに出場することとなった。
町田はミッチェル デュークのゴールなどで3-1と仙台を下し、5連勝で今季を締めくくった。いわきは近藤 慶一の2ゴールなどで4-2と藤枝に快勝。大分は長沢 駿と弓場 将輝のゴールで2-1と群馬に競り勝った。
ホームに山口を迎えた熊本は開始6分に先手を奪われるも、直後に上村 周平のゴールで追いつくと、17分に伊東 俊が逆転ゴールをマーク。終盤には東山 達稀がダメを押し、3-1と快勝を収めた。秋田は48分にオウンゴールで先制するも、終了間際に追いつかれ、1-1で徳島と引き分けた。金沢vs岡山も1-1の痛み分けに終わっている。
これで今季のリーグ戦の全日程が終了し、1位の町田と2位の磐田のJ1昇格が決定。3位の東京V、4位の清水、5位の山形、6位の千葉がプレーオフに出場する。一方で大宮と金沢の21位以下が確定した。また26ゴールをあげた長崎のフアンマ デルガドが得点王に輝いている。
■試合データ
仙台vs町田
秋田vs徳島
山形vs甲府
水戸vs清水
栃木vs磐田
大宮vs東京V
千葉vs長崎
金沢vs岡山
藤枝vsいわき
熊本vs山口
大分vs群馬