2023年10月31日(火) 18:50
3勝を挙げた愛媛がJ2復帰に向けて大きく前進。監督交代後に勢いに乗るYS横浜が4連勝で急浮上【マンスリーレポート(10月):明治安田J3】
明治安田生命J3リーグは10月に30節から33節までの4節分が行われた。
首位の愛媛は3勝1分と無敗で乗り切り、2位以下との差を拡大。J2復帰に向けて大きく前進した。2位の鹿児島は31節の八戸戦で大島 康明監督就任後初黒星を喫したが、その他の試合では確実に勝利を収め、3位の富山との差を4に広げた。富山も2勝を挙げて一時期の不調から脱した印象だが、上位2チームの勢いには及ばなかった。4位の今治も2勝2敗と出入りの激しい戦いに終わった。
1勝に留まった奈良が9月終了時の6位から10位に転落した一方、急浮上してきたのがYS横浜だ。4戦全勝で12ポイントを上積みし、15位から一気に9位にまで順位を上げている。倉貫 一毅監督就任後、7勝2敗と勢いに乗っており、残り5試合でさらなる浮上も十分に可能だろう。
残留争いに目を向けると、2勝を挙げた琉球がひとつ順位を上げた一方、宮崎、相模原、北九州の3チームは、10月は未勝利に終わった。とりわけ厳しいのは最下位に沈む北九州だ。10月は4戦全敗に終わり、27節から7戦未勝利となった。10月の4試合では一つもゴールを奪えておらず、得点力不足に苦しんでいる。19位の相模原との勝点差は9となり、残り試合数を考えれば後のない状況に追い込まれている。果たしてここからの逆転なるか。残り5試合での巻き返しに期待がかかる。