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2023年度 第9回Jリーグ理事会後会見発言録

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2023年10月4日(水) 15:20

2023年度 第9回Jリーグ理事会後会見発言録

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2023年度 第9回Jリーグ理事会後会見発言録
2023年度 第9回Jリーグ理事会後会見発言録

2023年9月26日

2023年度 第9回Jリーグ理事会後会見発言録

2023年9月26日(火)17:00~
Jリーグ会議室およびWeb ミーティングシステムにて実施

登壇:野々村 芳和 チェアマン
窪田 慎二 執行役員
樋口 順也 フットボール本部 本部長
青影 宜典 執行役員

司会:仲村 健太郎 広報部長

〔司会(仲村広報部長)より説明〕
本日開催いたしました第9回理事会後の会見を開催いたします。
本日の理事会後の会見の進行からご説明させていただきます。まず、第1部としまして理事会後の会見を行い、第2部としましてJ1クラブライセンス判定の説明会を行います。最後にその他の報告事項ということで本日15:00にリリースをしたJリーグテクニカルリポートについてもご紹介させていただきます。
なお第1部の登壇者は野々村チェアマン、窪田執行役員、樋口フットボール本部長、青影執行役員の4名です。第1部の理事会後の決議事項のJ3クラブライセンス判定につきましてもライセンス関連ですので、第2部と併せてご説明させていただきます。
第1部は冒頭チェアマンよりコメントとシーズン移行の検討状況についてご説明と質疑をお受けしますのでよろしくお願い致します。

《決議事項》※以下に関しては第2部で説明
1.2024シーズンJ3ライセンス判定結果について(J3入会を希望するクラブ)
本日開催した理事会で、2024シーズンJ3クラブライセンスの申請があったクラブ(J3入会を希望するクラブ)に関する判定結果について、次の通り決定いたしました。
なお、クリアソン新宿は施設基準に課題があるものの、東京23区というホームタウンの特性に鑑みJ3ライセンスの交付を決定しました。
また、レイラック滋賀は施設基準、高知ユナイテッドSCは財務基準に関して確認が必要な事項が残っているため、10月理事会にて継続審議となります。

ラインメール青森、クリアソン新宿、ヴィアティン三重、ヴェルスパ大分 J3クラブライセンス交付※
レイラック滋賀、高知ユナイテッドSC 継続審議

※J3クラブライセンスが交付されたクラブについては、今後、10月の理事会にてJリーグ入会が審議されます。なお、入会を最終承認されるためには、以下の条件もJFL最終節終了時点で満たす必要があります。

①入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームにおいて、1試合平均入場者数が2,000人に到達することをめざして努力していると認められること。
②短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いとJリーグが評価できる状態にあること
③入会直前年度のJFLのリーグ戦における最終順位が2位以内であること

《検討事項》※後述
1.シーズン移行検討状況について

《報告事項》※報告事項は第2部にて説明
1.「J.LEAGUE TECHNICAL REPORT 2023 SUMMER」発行
「J.LEAGUE TECHNICAL REPORT 2023 SUMMER」をこの度発行いたしました。こちら、Jリーグのフットボール本部、フットボリスタ様、データスタジアム様にご協力をいただき、今回制作をいたしました。担当役員である窪田から趣旨、概要につきましてご説明させていただきます。
本日、フットボリスタ様、データスタジアム様も陪席しておりますので、お聞きになりたいことがあれば聞いていただければと思いますし、この後、リポートを読んで、取材等をしていただければ幸いです。是非よろしくお願いいたします。

〔窪田執行役員からの説明〕
内容については是非ご一読いただきたいと思いますので、内容というよりは、今回、このようなリポートを作成した狙いについてお話させていただければと思います。
今回、明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 powered by docomoが実施され、マンチェスター・シティを招待し横浜F・マリノスが試合をすることになりました。それとはまた別の試合で、川崎フロンターレがFCバイエルン・ミュンヘンと試合をすることとなり、横浜F・マリノス川崎フロンターレが海外のトップレベルのクラブと試合をすることで、今回、世界との差は何かというところに焦点を当て、このテクニカルリポートを作成することとなりました。作成にあたっては、先ほどありましたとおり、フットボリスタ、データスタジアム、それから日本代表の分析チームでもるJFAテクニカルハウスの皆様にもご協力いただいて、様々な角度から分析をさせていただきました。また、当然ですが、試合に出場した横浜F・マリノス川崎フロンターレの皆様にも、選手インタビュー等を含め、ご協力いただきました。加えて、今年の12月にFIFAクラブワールドカップでマンチェスター・シティと対戦する可能性がある浦和レッズにもご協力いただき、リポートの中でコメントをいただいております。
対戦相手の海外2クラブは新しいシーズンへの開幕に向けての準備や日本での暑さへの対応など、様々難しいコンディションがあったと思いますし、一方でJリーグはシーズンの途中ということで、それぞれ置かれた環境が異なっていたとは思います。

この試合の分析だけで何か世界との差が明らかになるとは思っていませんが、今後、JクラブがACLで勝って、クラブワールドカップの舞台で世界のトップクラブと真剣勝負の試合を戦う際に何かの役に立てたり、今後、こういった世界のクラブと真剣勝負の場で戦うときに、継続して分析していくことができたりすれば、比較検討できる1つの素材になったのではと考えます。また、今回のリポートの作成にあたっては、筑波大学蹴球部、東京大学ア式蹴球部にもご協力をいただきました。アナリストという分野が、試合に勝つために非常に不可欠な分野となってきている中で、今回、こうした若い人材のご協力もいただきました。
最後になりますが、本件リポートに関しましては、かなり深い分析、多角的な分析をしていて、様々なご意見があるかと思います。是非一度お読みいただいて、機会があれば別途質問や座談会などどのようなかたちになるか分かりませんが、そうした機会も設けられればと思いますので、よろしくお願いいたします。

■名称:J.LEAGUE TECHNICAL REPORT 2023 SUMMER
■発行日:2023年9月26日(火)
■発行:公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
■URL:https://jlib.j-league.or.jp/#/content/81
■主な内容
・対象試合の基本データ
・フィジカル面、戦術面それぞれのデータ分析
・出場選手へのインタビュー
・JFAテクニカルハウス(日本代表分析チーム)による考察
・出場選手のキック分析等

*本リポートの対象試合
①7/23(日)明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 powered by docomo
横浜F・マリノス vs. マンチェスター・シティ
②7/26(水)Audi Football Summit powered by docomo
FCバイエルン・ミュンヘン vs. マンチェスター・シティ
③7/29(土)スカパー!ブンデスリーガジャパンツアー Audi Football Summit
川崎フロンターレ vs. FCバイエルン・ミュンヘン

2.明治安田生命杯 デザインリニューアルについて
例年、優勝決定時に、Jリーグのシャーレとは別に明治安田生命保険相互会社提供の明治安田生命杯を授与していますが、今シーズンはそのデザインをリニューアルさせていただきます。
また、今シーズンの優勝決定時のメディア対応につきましても留意事項等メディアチャンネルにアップさせていただいておりますので、そちらも併せてご確認いただき、終盤、是非ご取材いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

3.【後援】Media is Hope主催イベント みんなでつくろう「再エネの日!」

〔野々村チェアマンよりコメント〕
理事会では当然ながら全般に色々なことを話し合い、何かをたくさん決めるという理事会ではなかったので内容については割愛しますが、Jリーグの現状を説明させていただきました。
毎月理事会を開催していますが、特に9月の入場者数の状況について、全体的には2019年のコロナ前にどう戻していくかということを、今シーズン各クラブとリーグでテーマにしてやっている中で、9月24日時点では、リーグ全体で2019年比の約92%というところまで数字としては回復してきました。前月と比べて約2ポイント上がっていて、J1の平均入場者数も2ポイント上がって89%ということになっています。今シーズンが始まる頃はまだコロナの影響がある中で、5月をもってようやくコロナ前と同じような条件の中で興行ができているということを考えると、まずまず戻ってきたなという感触です。今月に関して言うと、特にJ1の中で大きな会場で試合をすることが多かったこと、この数年間、クラブとリーグでデジタルマーケティングを一緒にやってきている中で、その成果は数字から見てもしっかりと出始めているという印象です。このような話を理事会の冒頭でもさせていただきました。
また、今月はドイツで日本代表戦があった頃から、ヨーロッパのクラブやリーグ、協会等と色々な話をしに10日間ほどヨーロッパに行きました。色々な目的はあるのですが、日本がこれからもっともっと成長していく上で彼らから学ぶことも当然ありますし、話している中では当然、ヨーロッパから見ると日本が羨ましいと思われるところもあったりする。そういった意見交換をして、(物理的な)距離は縮めることはできないので、心理的な距離をどれだけ縮めることができるのか、というところをこれからもテーマにしてやっていきたい。
当然ながらヨーロッパにも色々なクラブがあり、日本もJクラブは60クラブありますが、それぞれが少し先を行っているところがあるクラブとの関係性を持つとか、実際にヨーロッパに観にいきながら自分の地域のクラブをどう導いていったら良いのか、ということをやっていけるような環境を来年以降作っていきたいと思っているので、引き続きヨーロッパだけでなく海外のクラブと親密なコミュニケーションが取れるようにしていきたいと思っています。
今日はこの後、フットボール本部長の樋口の方からシーズンの話が今どのような感じなのかというところを話してもらうと思いますので、是非最後までお付き合いください。

〔樋口フットボール本部本部長より「シーズン移行検討の件」について説明〕
8月の実行委員会、理事会からの進捗のご報告をさせていただきたいと思います。現地でご参加いただいている皆様には資料をお手元に配布しておりますので併せてご参考にしていただけたらと思います。

■検討の観点/検討スケジュール

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まず、検討のスケジュールをあらためておさらいします。4月頃から本格的な検討を始め、6-8月くらいで4つの分科会を実施しました。7-9月で目指す姿の検討を行なっており、9月はそれと併せてJリーグ、JFAにどのくらいサポートできる財源があるかの確認やその活用案の検討を行っています。
この「目指す姿」は、本日の理事会でも多くの意見交換がありました。60クラブとの実行委員会での議論では大筋こういうものだという輪郭には合意いただけたと思っています。そういったものをより明確化しながら今後その「目指す姿」があったときにどちらのシーズンが良いのかという議論を10月から始めていきたいと思っています。
10月には追加の分科会を実施します。10月の1週目、2週目にJ1J2J3それぞれのカテゴリーに分けて、テーマ毎ではなくカテゴリー毎に全体的な話をする分科会を実施します。
半日くらいかけてそれぞれのカテゴリーで意見交換を行い、それをふまえて10月の実行委員会であらためて検討の機会を設ける予定になっています。

■Jリーグ『次の30年に向けて』

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これまでの資料にはシーズンの検討ということを表紙に記載してありました。実行委員会、理事会で議論していく中でどちらのシーズンが良いかという話ではなく、Jリーグ・日本サッカーが何を目指していくのかということがまず大事だという話もありました。ちょうど今年Jリーグ30周年の機会でもありましたので、次の30年に向けてどうしていこうかという意見交換を初めているところです。検討の進捗ですので、固まった戦略というものではないので、まだ「こういう議論をしているんだ」と参考程度に捉えていただければと思います。
過去5回のご報告と重複する部分もたくさんあるので飛ばしながらご説明させていただきたいと思います。

■Jリーグは現在、何を議論しているのか(議論の始まり、議論の過程)

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そもそも何を議論しているかというところで、議論の始まりで言うと外部環境の変化として、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のシーズン移行、FIFAクラブワールドカップが拡大していくこと、こういったものをきっかけに最適なカレンダーを考えていこうというところから始まっています。

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一方でその議論の過程で「Jリーグの目指す姿は何か」を定めることになり、今Jリーグが議論していることは、Jリーグの目指す姿は何かということと、シーズン移行をする場合・しない場合でそれぞれ様々な研究を行なっており、この目指す姿が固まったときにそれを実現するためにどちらのシーズンが良いのかという議論を並行して行なっている状況になります。

1.Jリーグの目指す姿
まず目指す姿の進捗についてご説明させていただきます。

●これまでの30年

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これまでJリーグは30年間で様々なことを実現してきたと思っています。クラブの拡大やアジアで優勝するようなクラブが複数出ておりますし、日本代表はワールドカップやオリンピックに連続して出場を続けている状況です。クラブの売上高や入場者も順調に成長していると思っています。

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一方で、大きな成長を遂げてきたと思ってはいますが、サッカーの世界の中心であるヨーロッパは、30年前のプレミアリーグとJリーグはほぼ経営規模が変わらなかったのに、今はすごく大きな差が広がっている状況もあると思っています。日本も成長してきたのですが、ヨーロッパはそれ以上のスピードで急速に成長している部分もあり、むしろ差は広がっているところもあるのかなと思っています。
ご存知の通りサッカーは世界中に広がるグローバルスポーツですので、日本の中だけのエンターテインメントに閉ざすわけにはいかないと思っており、世界との戦いは避けることはできないと思っています。Jリーグ理念やJリーグ百年構想を変えるわけではもちろんないですが、そういったものをベースにこれまでの30年間の成長から次の30年に向けてどう成長していくかの議論を行なっています。

●次の30年

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その中で、究極の目標としては世界一のリーグになること、ワールドカップで優勝する、その時には日本代表はJリーグの選手で構成されたメンバーで優勝するという目標はあるのですが、今のヨーロッパのチャンピオンズリーグなどの競争力を考えますと、実際にはこれをここ数年で達成するのは非常に難しいかなと思っています。

●次の10年
そこで、まず10年スパン。30年という目標を掲げながらまず10年スパンで目指す姿を設定しようと思っており、今回それをより具体化しております。

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大きく3点あり、1点目は、アジアで勝ち世界と戦うJリーグになろうということです。
来年からACLがACLエリートに改革されますが、ACLエリートで4年に2回以上優勝してクラブワールドカップに2クラブ以上を送り込む。クラブワールドカップは4年に1回32クラブでやりますが、4年間のACLチャンピオンが出場枠を得ますので、4年に1回は必達としてももっと良い成績を収めるチャンスを取るためには4年に2回以上優勝したいと思っています。また優勝するクラブだけではなく、エリートの出場枠は現在は3枠あるのですが、成績によって次の年の枠が変わったりしますので、3チーム全てがしっかりと準々決勝(ベスト8)以上、これまでずっとホーム&アウェイでしたが、来年から準々決勝からセントラル開催になる一発勝負(ノックアウト方式のトーナメント)になるのでここに東地区から4チームいくわけですが、その4分の3をJリーグでしっかりと占め続けようという目標です。
そしてクラブワールドカップではベスト8以上を目指したいと思っています。
世界トップのクラブが現状でも1,000億円規模、500億円規模で、Jリーグが成長したいと思うのと同じようにヨーロッパももちろん成長していくと思いますので、今この1,000億円規模という目標が正しいのかわからないですが、こういったクラブと戦えるようになるためには、例えば200億円規模というとSLベンフィカ(ポルトガル)やアヤックス・アムステルダム(オランダ)、そういったクラブが200億円規模なのでそういうレベルをまず目指して、ベスト8に手をかけていきたいなと考えています。
2点目は、日本代表の話です。
現状、先日のドイツ・トルコとの遠征において、Jリーグから日本代表に選出されたメンバーは4名(15%)でした。Jリーグの中でもプレーの面でもしっかりと世界基準を作ることによって、Jリーグで戦える選手は世界でも戦えるんだということを示せるような環境にする必要があると思っています。数字の目安でしかないのですが、8名・30%程度はJリーグの選手が占めるような日本代表で、直近はベスト8、ベスト4、そして優勝を目指していきたいと思っています。
そして3点目。2点目まではどちらかというとトップラインの話ですが、トップだけではなく、Jリーグは現在60クラブに広がるリーグになっています。J1、J2、J3全てのクラブ含めて今の経営規模を1.5倍から2倍に成長させていく目標を掲げたいと思っています。今のJ1、J2、J3それぞれの平均とそれが1.5倍になった場合の数字を資料に記載しております。
これは10年前を振り返るとJ1は平均で1.5倍、J2は1.8倍くらい、J3はまだ10年経っていないのですが8年くらいで約2.5倍になっています。成長のフェーズは変わるものの、この10年で成し遂げてきた1.5倍〜2倍の成長を、フェーズが変わる中でも成し遂げていきたいなと、そんな話をクラブとしているところです。

●実現に向けて『次の10年』で目指す姿

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では、どういう戦略でこれを実現していくかですが、繰り返しですが、理念やJリーグ百年構想は変わらない中で、昨年2つの成長テーマを設定しました。

●実現に向けて 成長テーマを実現するための戦略
今回はその2つの成長テーマを実現していくためにより具体的な戦略というものを考えており、大きく4点プラス1、理念に基づく適切にスポーツを楽しめる環境づくり、をこれまでの4つのボールに加えております。

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繰り返しになりますが、1つ目、世界と戦うフットボール。Jリーグの中に世界基準を作ってJリーグからの日本代表の増加、海外移籍の際に2桁億円の移籍金を獲得するようなそんな世界基準のリーグにしていきたいという話です。
2つ目、海外からの収益獲得。200億円を目指すとなると、1度100億円に到達したクラブもありましたが今のJクラブのトップは浦和レッズの80億円規模なので、100億円は想像できても200億円は、と言う感じが正直あると思います。海外から、ACLで勝ったりクラブワールドカップで勝って大きな賞金を得ること。2桁億円の移籍金を恒常的に獲得するような環境。例えば海外でいうとSLベンフィカは、毎年移籍金で50億円の利益を上げていて、10年で500億円くらいの移籍金の利益を得ています。そういうところで桁の違う金額を獲得する必要があるかなと考えています。
3つ目、競争環境。昨年決まったことがたくさんあるのですが、配分金の比率を変更したりJ1のクラブ数を広げたり、競争環境といっても、今のトップがそのままどんどん上がっていくイメージではなく、今のJ1下位、J2、J3のクラブが適切な成長をしていけば、10年後20年後にしっかりトップになっていけるようなバランスをとった構造の改革をしているのが去年の決議でございます。
4つ目、各地域での圧倒的な露出。ローカル施策として「KICK OFF!」というローカル番組を各地域で全国に展開しておりますが、露出をフックに各クラブの収益を高めて、リーグとしてもTV番組をやって終わりではなく、クラブサポート本部という今年からできた本部があるのですが、担当がそれぞれの担当クラブを持ちながら出張に行って各クラブのオフィスで働きながら、それぞれのクラブを支援する形をリーグも一緒にやっていきたいと思っています。
最後に、今回加えているのですが、我々の理念として、1番目はサッカーの水準向上や普及促進なのですが、2番目にはサッカー文化ではなくスポーツ文化という言葉になっています。国内のプロスポーツの最高峰であるJリーグは、率先して降雪地域に限らず気候変動などもある中で、日本全国いつでもどこでもスポーツができる環境を一緒に作っていけないかという議論も行なっております。

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まとめますと、30年後の2053年、JFAが掲げるワールドカップを日本で開催して優勝しようというのが2050年なのですが、まずは10年くらい先の目指す姿というものをしっかり可視化してそこに到達した上でその次を考えていこうと全体像を議論しているところです。これはまだ決まったものではなく、まだまだクラブや理事と色々な議論をしているところですので、世の中にお見せするものができた段階で、改めてしっかりとしたご説明をさせていただきたいなと思っています。

2.最適なシーズンの検証

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Jリーグの「目指す姿」を描いた中で、どちらのシーズンが良いのかという検討も行なっていきます。
この辺りは、これまでご説明してきたものと、9月で大きな進捗があったわけではございませんので資料をあらためてご覧いただけたらと思います。10月の分科会では、これまでのそれぞれのシーズンの研究を基にしながら、「目指す姿に対してどちらのシーズンがふさわしいのか」というところをクラブと議論したいと考えています。これまでは、4つの分科会をオンラインで開催し、毎回100人-200人規模が参加するためご意見を聞きづらいところもあったと思うので、今回はリアルで開催して、「本当のところどうですか」ということを全クラブにご意見いただく機会を設けております。
ここまでが今回の検討の前半パートのJリーグの目指す姿や各シーズンの研究部分です。後半パートは財源の話をしておりますのでそちらについて青影からご説明させていただきます。

【青影執行役員より説明】
特に財源のところは具体的にお見せできる資料はないのですが、クラブの皆様と議論を始めました。このタイミングになった理由としては、①クラブの皆様からももしシーズンを移行するとなった場合、現状シミュレーションしているものの不確定要素も多分にありますので、そういうものが発生した時にリーグと一緒に、どうやったら乗り越えられるのか、ということを検討したい、そのための財源がどのくらい確保できているのか、またはできるのか、そのあたりを情報共有してほしいと分科会を通じてこれまでもクラブからご要望が上がっていました。
このタイミングになり、②今期の決算の着地見込みがある程度日を追うごとに精度が上がってきておりますので、今年の財務の状況も踏まえながら、来年以降、シーズン移行を実際にするとなった場合には、まだまだ期間はあると思いますが、より近い数字で検討した方が良いかと思い、その辺りの着地見込みの状況を見極めながらこのタイミングになったということです。
具体的な数字は仮定に仮定をおいた形でクラブと議論しておりますので、今日皆様にお伝えできるとすれば、昨年2022年の決算を発表した際に皆様にもリリースとしてご案内している数字を見ながらご説明します。

2022年度決算について

前年期末の状態では、我々の内部留保、自由にある程度投資もしくはリスクマネーとして対応できるお金というのがこの表のA列の一番下、Ⅲ 正味財産期末残高というところを見ていただきたいのですが、100万円単位ですので約73億円ございます。これはこれまでも皆様にご案内かと思いますが、クラブが経営危機に陥る、あるいは災害が発生した時などに補填するための財源もこの中に含まれていますが、一旦お金としてどれくらいあるのかと言うとこの73億円をベースに今期の着地見込みを加味しながら来年以降の財務の状況も含め検討していくこととなります。まずはこのベースとなる現状お伝えできる確実な数字としてはこの73億円だと思っています。
財源の規模が1億円なのか10億円なのか100億円なのかというところでみなさん中々あたりがつかないところだと思いますので、イメージとしてまずこの水準感があるということをお伝えできる範囲でお伝えさせていただきました。
これを踏まえてクラブとどういう議論をしているかと言いますと、財源としてはこの73億円をベースとしてこの後積み上がってくるものを含めると一定規模あるのですが、我々が今、樋口が説明した目指すべき姿を実現していくためには、シーズン移行というものは1つの戦略だと思っておりますので、その他にも必要な手段はあると思っています。そういったことも含めて総合的に議論させていただきながら、何にどれだけお金をこの後使っていくのか、そのあたりもシーズン移行という文脈を踏まえつつクラブの皆様、それから理事会でも議論をさせていただきたいと思っています。
そのまず1回目の議論が今月スタートしたということです。具体的な話の中身としては、色々な投資案件ももちろんありますが、シーズン移行の文脈になったとしても、我々が色々な分科会で検討してきましたが、例えば、シーズンが移行した場合に、現状想定していない思ってもいない費用が発生する可能性もあります。そういったリスク対応にどれだけ予算として留保しておくのかという議論や、降雪地域を中心とした練習環境を改善するためにどういったお金を使うのか、その他にもいくつかメニューはありますが、項目の整理も終わっていない段階ですので、配り方、使い方、内部で残しておくお金の規模感についてもこれから具体的にクラブの皆様、それから社外理事の皆様を踏まえた理事会でもしっかり議論をしていきたいという流れです。
この後シーズン移行の是非をより深く検討して進めていく中では、このお金の使い方も当然1つの重要な確認テーマになってきますので、シーズン移行をそもそもするのかしないのか、の検討を深めていく上で、セットでお話を進めさせていただきたいと思っています。

Q:理事会とは違う件になりますが、浦和レッズに対して日本サッカー協会(JFA)から来年度の天皇杯参加資格はく奪ということがありました。Jクラブの一つに対する結果として、チェアマンとしての見解をお聞かせください。

A:野々村チェアマン
先日の実行委員会でも、60クラブの実行委員とこの話をし、自分たちはもう一度どのような雰囲気の試合、どのような作品を作りたいのかという確認をしあって、全クラブの名前でメッセージを出させていただきました。
私が思うのは、やはり、サッカーが表現したい熱狂的なスタジアムや、熱烈な雰囲気と安心安全は両立できると思っています。日本だからこそそれが両立できると思っていますし、冒頭にお話した通り、ヨーロッパの方々が思っている感覚と、日本の人たちの思っている感覚とではだいぶ違います。ヨーロッパの方々からすると日本は良いよね、という思いがある中で、世界の中で日本がどのようなものを見せていきたいかについては、熱狂的な雰囲気と安心安全ということが日本であれば絶対に両立できると思うので、そこを目指していこうということを皆で確認しました。私の思いも同様です。

Q:シーズン移行に関して議論を重ねてきて、4つの分科会が終わってかなり意見交換をされたと思います。リーグから、今後目指す姿といったシーズン移行をある意味超えたようなことお話されたと思います。その中で、クラブ側の反応は少しずつ変わってきたのか、クラブ側の変化を感じる部分があれば教えてください。
また、10月からJ1、J2、J3でより踏み込んだ考えを聞くとのことですが、そこまでようやく来たなという感じなのか、現状シーズン移行の話し合いがどこまで来ていると感じていますでしょうか。

A:野々村チェアマン
(シーズンに関しては)長年話し合われている問題で、もともと変えた方が良いという人も、そうではないと思う人もいて、難しい問題だと皆さんもご理解いただいているかと思いますが、感情的になるようなことが最近は一切なくなってきているかなと思います。
対話と言いますか、良い感じで話し合いができていて、シーズンを変えることが主目的ではなく、日本のサッカー、Jリーグがどうなっていくのが望ましいのかということが、特に実行委員会や各会議ではみんなに認識してもらえるように対話形式で話を進めているので、全ての人とはまだいきませんが、より多くの人が日本サッカーを成長させるために自分に何ができるか考える土壌はだいぶできていると思います。これがどうなるにせよ、日本はこういうことを目指したい、そのためには何が必要だというような当たり前のことを各クラブ単位でも考えられるようによりなっていきたいと思っています。
就任の時も会見で申し上げましたが、1年、2年かけてより多くのサッカーに関係する方々と話し合うことは、日本のサッカーにとっては絶対に良いことだと思うので、それをもう少し続けていきながらみんなで目指す方向を見つけたいと考えています。

Q:ヨーロッパで色々な協会やクラブを10日間くらい訪問されたとのことですが、目指す姿がJリーグでもいろいろ出てきますが、改めてヨーロッパに行って得た知見、気付きがあれば教えてください。

A:野々村チェアマン
非常にたくさんあります。その中で、今ここで何を選んで話すのが正解かわかりませんが。
基本的にはヨーロッパでは熱烈なコアな人たちがいて、大きなクラブになればなるほど、周りにその空気を楽しみに来る人がいるんだなということが、特に大きなクラブをより多く訪問しましたので、そのような感覚になりました。答え合わせとしてはそうだったなと思いました。
一方で、コアなサポーター、チームにいつもそばにいてくれるコアな人たちをどうやってつくるのかということに対しては、いまのヨーロッパのクラブを率いている人たちは、もともとあったものの上にビジネスをうまく築いているので、そこに関してはなかなか明確な答えを持っている人は少なかったという実感はあります。
本当にたくさんあるので、何を話しすればよいのかと思いますが、また何かあれば、たとえ話を交えてお話させていただきます。

Q:シーズン移行に関して、いよいよいろいろ出そろってカテゴリー別にお話されるとのことですが、10月以降の動きについて確認ですが、目指すべき姿があって、シーズンを変えなければこのようなことが起きる、もしかすればダウンサイジングする、こういうことをすれば上がっていくということがあると思います。移行した場合の、それぞれのメリット・デメリット、将来像、今後のJリーグの姿、その辺を示しながら話していくというイメージで良いのでしょうか。

A:樋口本部長
まだ今後の進め方について明確に定めておらず、実際にクラブがどのような状況で、どのようなスタンスで、何を考えているのか、もう少し深く理解する必要があると考えて、10月の分科会を開催することにしました。そこで、「これについて本当はどのように考えているのか」「こういう情報が足りていないのでは」ということを分科会で深く詰めた上で、10月の実行委員会以降の進め方を提示する必要があると考えています。

Q:変えるとこれだけのメリットがある、変えないとこれだけのデメリットがある、その逆もしかりだと思いますが、そうした材料が無いとクラブの皆さんがわかりにくい、議論をしにくいというところもあると思いますが、その辺りはいかがでしょうか。

A:樋口本部長
目指す姿に対して、シーズン移行する場合・しない場合で様々な項目に影響があると思っています。その中から変えた方が良いのか、変えない方が良いのか、どちらが勝るかの推論を重ねながらお示しする必要があるかなと考えています。
一方で、未来のことはわからないこともたくさんありますので、それをリーグ事務局の方で作りすぎて積み重ねると恣意的になることもあると思いますので、まずはフラットにクラブの皆様の話を聞きながら、どのようにファシリテーションしていくかを考えていく必要があると思っています。

Q:今のところにも関連しますが、これまで12月、年内には結論を出すとお話されていたと思います。10月からの意見の集約、最終的には議決ということになると思いますが、最終的にはどのような形で意見集約をはかって決を採るのか、ステップについて今の段階で分かっていることを教えてください。

A:樋口本部長
最終的な決議は理事会ですることとなります。本日の理事会でもお話しましたが、社外理事の方もいらっしゃいますし、60クラブが何を考えているか、しっかりと理事の皆様にお伝えすることも重要だと思います。今後、例えば実行委員会に理事の方にオブザーブしていただいて、クラブがどのようなことを考えているか実際に聞いていただいたり、理事の方にも質問をいただいて意見交換していただいたり、といった機会を作ろうと考えています。
10月前半の分科会を踏まえて、どのクラブがどちらの方向で考えているか、最後は決断することが必要になると思いますが、未来のことがわからなくても、この情報は固めないといけないということが、明確に出てくると思いますので、そこを1-2カ月で詰めて、11月・12月にどうするか、決めるかも含めて話し合うようなイメージになります。

Q:今回の議論とは全く異なる案件ですが、他のスポーツ団体でも話題になっていますが、ジャニーズ事務所との距離の取り方、スタンスについて。過去にはルヴァンカップ決勝でも所属タレントが国家独唱をされたということもあって、個人のタレントそのものというよりも、事務所そのものが逆風を受けて、性加害問題についていろいろな世論がある中で、Jリーグとしてジャニーズ事務所と現状どのような契約などがあるかは存じ上げませんが、現状も踏まえて今後どのような対応をされるのでしょうか。Jリーグとしてお考えがあるようでしたらお聞かせください。

A:野々村チェアマン
先日の実行委員会でも実行委員の皆さんとも話をしましたが、当然ながら重大な人権問題だという認識を持っています。
直接の取引はJリーグとしてはありません。Jリーグは、国際サッカー連盟(FIFA)に加盟し、傘下団体であるということも踏まえて、感覚としてしっかりとグローバルスタンダードに立ったものに合わせていかなくてはいけないと、実行委員の皆さんとも確認したところです。
今後については、国連の人権理事会の指導方針といったものに合わせながら、色々な動向を見極めてということになると思います。
特別、どこの事務所と何かということよりは、サッカーを仕事としている者として、あらためて日本の基準ということよりも、グローバルな基準で色々なことを考え行かなくてはいけないと確認しました。

Q:今後の起用方針などは。

A:野々村チェアマン
その話は特にしていません。現状取引もありません。

Q:スポンサーとお話されていることはありますでしょうか。

A:野々村チェアマン
Jリーグは(ジャニーズ事務所と)直接的なお付き合いがありませんが、スポンサー側でCMを控える、などといったことがある場合は、こちらはそれに対応していくということになりますので、そうしたコミュニケーションは取ってはいます。

Q:先ほど冒頭に、60クラブが自分のクラブを導いていけるような環境整備を来年から作りたいというお話をされたかと思いますが。

A:野々村チェアマン
これからJリーグを引っ張って行ってくれるだろう、若い人材が各クラブにいると思いますが、60クラブがヨーロッパをはじめとした海外に学びに行く機会を作っていきたいと考えています。
J2、J3といったこれから大きくなっていくクラブと、トップを走っているクラブでは観るべき(海外の)クラブが違うと思います。色々なクラブとコミュニケーション取れるような状態にリーグとしてなることで、J3のあるクラブのスタッフが、どこかの国の、このくらいの規模のクラブの視察に行く、というコミュニケーションを取りに行く。(海外を見ることで)インスパイアされて、自分のクラブもこうしたい、と思うような場所は世界にもいくつかあると思うので、その先をリーグとして準備していきたい、ということです。

Q:こういうクラブだったら、こういうサイズがあっている、ポリシーがあっている、という判断をして、交流が直接できるという形を作るということでしょうか。

A:野々村チェアマン
そういうことになります。

Q:シーズン移行の話の中で、次の10年で目指す姿、その先の10年、20年という考えがあると思いますが、実際にお話を伺った中だと、例えば、日本がワールドカップで優勝しよう、という(JFAが目指す)段階が過ぎてしまう、そこに目標があっていないと違和感があります。
それが15年ではだめなのか、10年ではだめなのか、あるべき姿をここまで細かく示す意味があるのであれば、教えてください。

A:樋口本部長
一つ整理したいのが、「日本代表がワールドカップで優勝する」ことと、「その時の日本代表の構成」というのは少し違う話だと思っています。日本がワールドカップで優勝するのはもっと早いタイミングかもしれませんが、その時は海外組の選手の比率が多い状況かもしれないと想像します。究極のところは、Jリーグの選手がそこにもっともっとたくさんいる状況を作りたいと思っていますが、いきなりそこに目標を置いてしまうと、そこへのステップが踏みづらくなると思っています。
現実と夢をバランス良く見ながらまず目指すべき状態を作っていく必要があると考え、具体化しています。

Q:世界と戦うフットボールと海外からの収益として移籍金の獲得ということは若干つながりがあると考えていますが、今年、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会でJクラブのチームが決勝に残らなかったということがあり、前代未聞だと思いますがそれについての受け止めをお聞かせください。
どのような理由でこうしたことが起きているのか、弱体化しているのか、その辺りをどのようにお考えでしょうか。それを知った後に関係者に聞いてみると、地域によってはJクラブに子どもを送りたくない、という話も聞こえてきたため、お伺いできればと思います。

A:野々村チェアマン
理由は一つではないと思っています。ご承知の通り、日本は他国との比較では高校サッカー、大学サッカーといった学校でのサッカーの関わりが非常に強い中で、Jクラブのアカデミーに所属している選手は、その学年の中で1%程度になります。だから当然強いという見方もあれば、若い世代であれば他の99%に伸びしろがある選手が眠っているということも十分考えられます。
一概に答えが無いというところがあります。ただ、Jリーグとして、または日本サッカー協会として、日本の育成をどうすれば良いのかということは長年の課題でもありますので、もう一度JFAとJリーグとで、どういうものをどんな仕組みで目指していくのが良いのか、ということはやらなくてはいけないと強く思っていて、そうした話し合いも少しずつ始めているところです。

Q:もう一つ確認です。前回いただいた監督のアンケートを再読して「監督21」の学校教育に関する質問に対する事務局からの回答について。「大学4年生や高校3年生に加入した場合に、選手は8月まで、つまり次のシーズンまで公式試合に出場することはできない。」と断言されていますが、4月から6月に終わるとして出場できないというのは、規程で決まっているのでしょうか。

A:窪田執行役員
これは、登録期間(ウインドー)があり、今は第1、第2ウインドーがありますが、ウインドー外で選手を登録することができないというルールがあります。このルールを何らか整備しない限り、大学4年生で第2ウインドー(冬のウインドー)が閉じた時に、所属が決まっていないと獲得できないということがあるので、そうした時には何らかの特別ルールが必要なのではないか、と考える必要があるということを説明したものになります。

Q:ウインドー外になるのが前提になるということでしょうか。

A:窪田執行役員
(ウインドー外となった選手に関しては)そうなります。

 

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