明治安田生命J2リーグは9日、10日に第34節の11試合が行われる。
首位の町田はホームで栃木と対戦。前節は群馬と引き分け、連勝はならなかった。平河 悠、藤尾 翔太、ミッチェル デュークの3人が各代表の活動のため不在となるなか、他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。対する栃木は前節藤枝を下し、4戦負けなしと好調を維持する。2ゴールを決めたイスマイラが今節も結果を残せるか。
2位の磐田はホームに大宮を迎える。前節は秋田と引き分け、2試合勝利なしとなった。先制される展開が目につくだけに、先手を奪い試合を優位に進めたいところだ。一方の大宮は山形と引き分け、4試合勝利から遠ざかる。5試合ぶりにゴールを決めたシュヴィルツォクがチームに勝利をもたらす活躍を見せられるか。
3位の清水はホームで山形と対戦。前節は徳島と引き分け11試合負けなしとしたが、ここ2試合は勝ち切れていない。今節は得点源のカルリーニョス ジュニオを出場停止で欠くだけに、他の攻撃陣に結果が求められるだろう。山形は大宮と引き分け、2試合勝利なし。前回対戦で勝利した相手を再び撃破し、プレーオフ進出争いに踏み止まりたい。
4位の東京Vはホームに山口を迎える。前節は金沢を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。8試合ぶりに結果を出した染野 唯月に今節も大きな期待がかかる。対する山口は水戸に敗れ、連勝はならなかった。2戦連発と調子を上げてきた河野 孝汰が今節も結果を残せるか。
5位の長崎はホームで群馬と対戦。前節は大分と2-2で引き分けた。フアンマ デルガドが好調を維持するだけに、2点のリードを守り切れなかった守備の修正が求められる。群馬は町田と引き分け、11試合負けなしとした。4試合連続クリーンシートと堅い守りを実現する一方、課題は得点力。平松 宗と川本 梨誉の2トップにかかる期待は大きい。
6位の大分はアウェイで甲府と対戦。前節は長崎と引き分け、3試合勝利なしとなった。それでも2点のビハインドを追いつく粘りを披露した。2戦連発と調子を上げてきた長沢 駿に今節もゴールは生まれるか。一方の甲府は仙台と引き分け、6戦未勝利と苦しんでいる。得点力に課題を抱えるなか、今夏に加入したクリスティアーノの初ゴールが期待される。
千葉はホームに秋田を迎える。前節は熊本を撃破し、3連勝を達成。順位は11位ながらプレーオフ出場圏内の6位には2ポイント差に迫っている。1点差をモノにする勝負強さが備わるだけに、さらなる浮上にも期待が持てるだろう。秋田は磐田と引き分け、6試合勝利なし。3試合連続ドローと勝ち切れない試合が続いている。ここ2試合は先制しながら逃げきれなかっただけに、リード時の試合運びがテーマとなる。
岡山はホームで仙台と対戦。前節はいわきを下し、3連勝と勢いに乗る。2試合連続ゴール中のチアゴ アウベスが今節も攻撃のカギを握るだろう。対する仙台は甲府と引き分け、3連勝はならなかった。チャンスを作りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せられるか。
徳島はホームにいわきを迎える。前節は清水と引き分け3連勝はならなかったものの、5試合負けなしと安定した戦いを続けている。3試合連続クリーンシートと堅い守りが備わるだけに、今節も粘り強く試合を進めていくはずだ。いわきは岡山に敗れ、5試合ぶりの黒星を喫した。複数失点が続く守備組織を上手く立て直したい。
熊本はホームで藤枝と対戦。前節は千葉に敗れ、3連敗。12試合未勝利と苦境に陥っている。降格圏が背後に迫るなか、悪い流れを断ち切ることができるか。大木 武監督の手腕に注目が集まる。一方の藤枝は栃木に敗れ、こちらは4連敗となった。8戦未勝利と苦しい戦いが続くなか、今夏に名古屋から加入したレオナルドが救世主となれるか。
水戸はホームに金沢を迎える。前節は山口に競り勝ち、7試合ぶりに白星を掴んでいる。2ゴールで勝利の立役者となった鵜木 郁哉に今節も期待がかかる。対する金沢は東京Vに敗れ、2連敗となった。2試合ゴールのない攻撃陣の奮起が求められるだろう。
■各試合の見どころをチェック
水戸vs金沢
東京Vvs山口
町田vs栃木
甲府vs大分
清水vs山形
千葉vs秋田
岡山vs仙台
長崎vs群馬
磐田vs大宮
熊本vs藤枝
徳島vsいわき