横浜FMはグループリーグでも顔を合わせた札幌と再び激突。福岡と対戦するFC東京は3日前のリベンジを狙う【プレビュー：ルヴァンカップ 準々決勝 第1戦】

ＪリーグYBCルヴァンカップは6日に準々決勝の第1戦が行われる。

FC東京はホームで福岡と対戦。グループステージではＧ大阪の後塵を拝したものの、2位通過を果たした。もっとも直近のリーグ戦では今回対戦する福岡に敗れており、リベンジをかけた一戦となる。わずか3日前に対戦した相手との再戦となるだけに、難しさもあるだろう。その試合で一矢を報いた熊田 直紀が再び結果を残せるか。

対する福岡は鹿島、新潟、柏が同居したDグループを首位で通過。1点差をモノにする勝負強さが光った。先週末のリーグ戦でもFC東京に2-1で競り勝っている。再びアウェイでの対戦となるが、その試合でともに結果を出した佐藤 凌我と山岸 祐也の前線コンビに期待がかかる。

Ｇ大阪vs浦和はグループ首位通過を決めたチーム同士の対戦となる。Ｇ大阪はＣ大阪とのダービーマッチをモノにし、Eグループを首位で突破した。もっとも先週末のリーグ戦では札幌に完敗を喫しており、守備の立て直しが求められるだろう。

対する浦和は1勝5分と粘り強い戦いを実現し、Bグループを突破した。堅い守りを実現するものの、課題は得点力にある。ホセ カンテら攻撃陣の出来が、カギを握りそうだ。5月に行われたリーグ戦では浦和が3-1と勝利を収めているが、果たして今回はいかなる決着を見るか。

札幌vs横浜FMは同じAグループで戦ったチーム同士の再戦となる。札幌はミラン トゥチッチ、スパチョークらの活躍が光り、グループリーグを2位で通過した。直近のリーグ戦でも2ゴールを決め勝利の立役者となったスパチョークはタイ代表に選ばれたため、この試合には出場できない。代わってピッチに立つ選手が意地を見せられるか。

一方の横浜FMは5勝1敗と圧倒的な強さを見せ、グループリーグを難なく突破した。リーグ戦でも優勝争いを続けるも、先週末の試合では柏に敗れ、2連敗と調子を落としつつある。嫌な流れをいかに断ち切っていくのか。エウベル、アンデルソン ロペスら攻撃陣の奮起が求められるだろう。グループリーグでの対戦では、両者はともにホームゲームをモノにしている。攻撃力に特長があるチーム同士の対戦だけに、第1戦から激しく撃ち合う可能性もありそうだ。

ホームに鹿島を迎える名古屋は、前回王者の広島に2勝するなど、グループリーグを5勝1敗で首位通過した。もっとも横浜FM同様に、ここ最近のリーグ戦では勝利を挙げられておらず、状態は下降気味。現在今大会の得点ランクトップに立つ酒井 宣福にかかる期待は大きい。

鹿島は福岡に次いで、グループ2位で勝ち上がった。柏、新潟を連破したグループ終盤の巻き返しが光った。先週末のリーグ戦では終盤に追いつき湘南と引き分けるなど、直近3試合は負けていない。今季の名古屋とのリーグ戦の対戦では1勝1敗と五分の成績となっているが、トーナメントで強さを発揮するチームだけに、アウェイでの第1戦をしたたかに進めていくはずだ。

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FC東京vs福岡
Ｇ大阪vs浦和
札幌vs横浜FM
名古屋vs鹿島