Jリーグは、NTTグループ・明治安田生命保険相互会社・丸紅新電力株式会社と、気候アクションに特化した「Jリーグ気候アクションパートナー」契約(2023年5月パートナーカテゴリー新設)を締結したことをお知らせいたします。
2023シーズン全公式戦カーボン・オフセット※1をはじめとしたJリーグ・Jクラブが行う気候アクションの推進や、気候変動対策への興味関心の喚起・増加、人々の日々の行動変容への寄与を目指し、「Jリーグ気候アクションパートナー」各社と連携し取り組んでまいります。
【Jリーグ気候アクションパートナー各社との取り組み内容】
●NTTグループ(Jリーグオフィシャルテクノロジーパートナー)
NTTグループの持つテクノロジーを用いて、ファン・サポーターや市民が気候アクションに参加しやすく継続しやすいシステムをつくり、Jクラブと各地域に展開することで、気候変動対策に関する人々の日々の行動変容を実現する。JリーグとNTTグループの協働プロジェクト「TH!NK THE BALL PROJECT」を開始する。
●明治安田生命保険相互会社(Jリーグタイトルパートナー)
「明治安田×Jリーグの森 ~未来をつむぐ森~」として、明治安田生命保険相互会社と森林(神奈川県および山梨県)における取り組みを協働で実施。
こども向けの環境勉強会、自治体との意見交換、Jクラブ、ファン・サポーターを交えたイベントを行い、各地域の方へ気候変動対策の必要性を知ってもらうきっかけづくりを行う。
●丸紅新電力株式会社(新パートナー)
丸紅新電力株式会社よりFIT非化石証書※2の提供を受け、2023年2月~6月に開催されたJリーグの公式戦約600試合で使用した電力を実質再生可能エネルギーとすることで、温室効果ガス排出量をゼロにする。
※ただし、上記期間において、すでに再エネ・実質再エネ電力を調達しているスタジアムにおける試合を除く。
なお、各社との取り組み内容は2023年7月31日時点の内容であり、今後取り組みを拡大していく予定です。
【Jリーグ気候アクションパートナーロゴ】
●コンセプト
気候アクションの浸透・拡張を意味する二重の円形波紋がモチーフ。
Jリーグシンボルの二つの円を中心に、アクションが浸透・拡張していく様を図案化しています。
※1 2023シーズン全公式戦カーボン・オフセット
カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方。(環境省HPより引用)
なお、カーボン・オフセットの対象は2023シーズンにおいては公式戦開催時のScope1(事業活動に伴う直接排出量)・Scope2(間接排出)とし、将来的にはScope1・2およびScope3(その他の間接排出)を含めたJリーグ・Jクラブの全ての事業活動のカーボンニュートラルを目指してまいります。
区分* | Jリーグで予定している対象例 | |
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Scope1 | 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス) | イベント、飲食売店等で使用する発電機のガス、重油など |
Scope2 | 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 | ナイター照明等スタジアムで使用する電力など |
Scope3 | Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出) | 試合・練習等に伴う移動(選手・スタッフ・来場者)に使用するガソリン、電力など |
*出典「環境省グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/estimate.html
※2 FIT非化石証書
「非化石証書」は、石油や石炭などの化石燃料を使っていない「非化石電源」で発電された電気が持つ「非化石価値」を取り出し、証書にして売買する制度。FIT非化石化証書は小売り電気事業者及び電力の需要家が調達可能。
(環境省HPより引用)