明治安田生命J3リーグは15日、16日に第18節の10試合が開催される。
愛媛はアウェイで八戸と対戦。前節は富山との上位決戦を4-3で制し、首位に浮上した。圧巻のハットトリックを達成した深堀 隼平が今節も輝きを放てるか。対する八戸は長野を下し、2連勝を達成。こちらも4ゴールを奪って勢いに乗っているだけに、激しい撃ち合いが展開されるかもしれない。
2位の鹿児島は沼津の本拠地に乗り込む。前節は福島に快勝を収め、2連勝としている。2戦連発中の渡邉 英祐のパフォーマンスに注目が集まる。沼津は今治と引き分け連勝が3でストップしたものの、5戦負けなしと安定した戦いを続けている。4試合連続ゴールと勢いが止まらないブラウン ノア 賢信が今節も結果を残せるか。
3位に転落した富山は、ホームに琉球を迎える。前節は愛媛との上位対決に屈し、2連敗となった。大野 耀平が今季初ゴールを含む2得点と結果を出したのは好材料ながら、失点が増えてきた守備組織を上手く立て直したいところだ。琉球は前節、松本を下し、2連勝と調子を上げてきた。もっとも今節は武沢 一翔と福村 貴幸の主力2人が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せられるか。
4位の奈良は、アウェイで相模原と対戦。前節は岐阜に競り勝ち、2連勝としている。再び調子を上げてきた浅川 隼人に今節もかかる期待は大きい。対する相模原は前節、FC大阪に敗れ、4連敗。ここまでわずか1勝で最下位に沈んでいる。2試合連続無得点と元気のない攻撃陣の奮起が求められる。
5位の今治は岐阜とのアウェイゲームに臨む。前節は沼津と引き分け、連勝は2でストップした。ドゥドゥが2戦連発と好調を維持する一方、終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。岐阜は奈良に敗れ、2試合勝利なしとなった。守備の安定感は備わるだけに、課題は得点力。今季まだ1ゴールに留まる藤岡 浩介の爆発が待たれる。
松本はホームに福島を迎える。前節は琉球に敗れ、3試合勝利なしとなった。先制しながら逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。福島は鹿児島に敗れ、3連敗。今節を前に服部 年宏監督が退任となり、依田 光正暫定監督の下でリスタートを切る。ここまでリーグワーストタイの11得点と攻撃面に課題を抱えるチームをいかに立て直していくのか。その手腕に注目が集まる。
讃岐はホームで宮崎と対戦。前節はYS横浜を下し、連敗を3で食い止めている。ともに結果を出した岩岸 宗志と赤星 魁麻の2トップに今節も期待がかかる。宮崎は鳥取に敗れ、8試合ぶりの黒星を喫した。前半の2失点で苦しくなっただけに、得意の先行逃げ切りパターンに持ち込みたい。
岩手はホームにYS横浜を迎える。前節は北九州に敗れ、3試合ぶりの黒星となった。守備の安定感は備わる一方、2試合連続で無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。YS横浜は讃岐に敗れ、4試合勝利なし。2戦連発中の佐藤 大樹がチームに再び勢いをもたらせるか。
長野はホームで鳥取と対戦。前節は八戸に敗れ、2連敗。7戦未勝利で15位に順位を下げている。2試合連続4失点の守備の修正が重要なテーマとなるだろう。対する鳥取は宮崎を下し、監督交代後3戦負けなしとしている。加入後初ゴールを決めた長谷川 アーリアジャスールが今節も結果を残せるか。
北九州はホームにFC大阪を迎える。前節は岩手を1-0で下し、復調の気配を見せている。ここ3試合で2得点を決めている野瀬 龍世のパフォーマンスがカギを握るだろう。一方のFC大阪は相模原を下し、6戦負けなしとした。ここまで14失点と堅い守りを実現しており、今節もこのストロングポイントを生かした粘り強い戦いを見せるはずだ。
■各試合の見どころをチェック
相模原vs奈良
富山vs琉球
岐阜vs今治
讃岐vs宮崎
八戸vs愛媛
沼津vs鹿児島
岩手vsYS横浜
松本vs福島
長野vs鳥取