明治安田生命J1リーグは10日、11日にシーズンの折り返しとなる第17節の9試合が行われる。
首位の神戸はアウェイでC大阪と対戦。前節の試合は中止となったが、現在6試合負けなしと安定した戦いを続けている。武藤 嘉紀と大迫 勇也の前線コンビに期待がかかる一方、今夏での退団が決まっているアンドレス イニエスタのパフォーマンスにも注目が集まる。対するC大阪は前節、名古屋に敗れ、連勝が3でストップした。3点を奪われた守備組織の立て直しがテーマとなるだろう。
2位の横浜FMはホームに柏を迎える。前節はFC東京に競り勝ち、3連勝を達成した。2試合連続2ゴールと絶好調のアンデルソン ロペスが今節も輝きを放てるか。対する柏は札幌に敗れ、2連敗。井原 正巳監督就任後、まだ勝利を手にできていない。それでも今季最多の4得点を奪ったように、課題の攻撃に勢いが生まれつつある。今季初ゴールを決めた武藤 雄樹に今節も期待がかかる。
3位の名古屋はホームで福岡と対戦。前節はC大阪との上位対決をモノにし3連勝と勢いに乗っている。2戦連発と調子を上げてきたマテウス カストロが今節も結果を残せるか。対する福岡はG大阪に敗れ、2連敗。5戦未勝利と苦戦が続く。得点力不足に苦しむなか、山岸 祐也以外の攻撃陣にも結果が求められる。
4位の広島は川崎Fの本拠地に乗り込む。前節は京都を3-1で撃破した。圧巻のダメ押しゴールを決めた日本代表の川村 拓夢のパフォーマンスに注目が集まる。川崎Fは前節の試合が中止となり、2週間ぶりの一戦となる。直近の試合では柏に2-0と快勝を収めた。先制ゴールを決めた小林 悠が今節も結果を残せるか。
5位の浦和はアウェイで横浜FCと対戦。前節は鹿島と引き分け、5試合負けなしとしている。この間、わずか2失点と安定した守備組織が備わるだけに、前節不発に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。対する横浜FCは鳥栖に敗れ、再び最下位に転落している。復調の要因となった堅い守りを取り戻せるかが、重要なテーマとなりそうだ。
鹿島はホームに湘南を迎える。前節は浦和と引き分け3試合連続のドローとなった。鈴木 優磨と垣田 裕暉の2トップが、再びチームに勢いをもたらせるか。湘南は前節新潟と引き分け、連敗を5で食い止めたものの、9試合勝利から遠ざかっている。こちらはエースの町野 修斗のパフォーマンスがカギを握りそうだ。
鳥栖はホームで札幌と対戦。前節は横浜FCを下し、5戦負けなしとした。2ゴールで勝利の立役者となった長沼 洋一が今節も輝きを放てるか。一方の札幌は前節、柏との壮絶な打ち合いを制し、勢いに乗っている。3戦連発中の金子 拓郎に今節もかかる期待は大きい。
新潟はホームに京都を迎える。前節は湘南と引き分け、3戦未勝利となった。なかなか波に乗れないなか、欧州移籍が決定した伊藤 涼太郎がラストマッチでチームを救う活躍を見せられるか。対する京都は広島に敗れ、6連敗となった。失点が減らない守備組織をいかに立て直していくのか。曺 貴裁監督の手腕に注目が集まる。
G大阪はホームでFC東京と対戦。前節は福岡を下し2連勝と復調の気配を見せている。2試合連続ゴール中のファン アラーノが今節も大仕事をやってのけるか。一方のFC東京は横浜FMに敗れ2連敗となった。2試合連続3失点の守備の立て直しが急務となる。
■各試合の見どころをチェック
横浜FMvs柏
C大阪vs神戸
鳥栖vs札幌
新潟vs京都
名古屋vs福岡
鹿島vs湘南
G大阪vsFC東京
横浜FCvs浦和
川崎Fvs広島