明治安田生命J1リーグは29日に第10節の8試合が行われる。30日にACLの決勝を控える浦和の同節の試合(vs鳥栖)は5月10日に開催される。
首位の神戸はホームで湘南と対戦。前節は横浜FMに敗れ5試合ぶりに黒星を喫した。エースの大迫 勇也は好調ながら、今季初の3失点を喫した守備の修正が求められてきそうだ。対する湘南は名古屋と引き分け、3試合連続のドローとなった。先行される展開が目につくだけに、先制点を奪い試合を優位に進めたいところだ。
横浜FMvs名古屋は3位と2位の上位対決となる。横浜FMは前節首位の神戸を下し、勢いに乗る。ここ3試合で5得点を記録するアンデルソン ロペスが今節も重要な役割を担うだろう。一方の名古屋は湘南と引き分け、6試合負けなしとした。もっとも前節は2点のリードを守り切れなかっただけに、隙を見せた後半の試合運びがポイントとなりそうだ。
5位の広島はC大阪の本拠地に乗り込む。前節はFC東京に敗れ、連勝が5でストップした。巻き返しの一戦となる今節は、今季まだ1得点に留まるナッシム ベン カリファに結果が求められる。C大阪は前節柏を下し、2連勝と調子を上げてきた。昨季公式戦4戦4敗と苦手とする広島にリベンジを果たし、さらなる浮上を狙う。
福岡はホームに川崎Fを迎える。前節は札幌と引き分け、2試合勝利なしとなった。3試合連続複数得点と攻撃に勢いが生まれてきた一方、失点が増えてきた守備組織を上手く立て直せるか。川崎Fは浦和と引き分け、3試合勝利なし。得点力に課題を残すなか、家長 昭博の決定力に期待がかかる。
FC東京はホームで新潟と対戦。前節は広島を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。1得点・1アシストと結果を出した中村 帆高が今節も大仕事をやってのけるか。対する新潟は鹿島に0-2で敗れている。今季二度目の無得点に終わっただけに、攻撃陣が意地を見せたいところ。かつてチームを率いたアルベル監督との初対戦となるだけに、士気高くこの試合に臨むはずだ。
鹿島はホームにG大阪を迎える。前節は新潟を下し、6試合ぶりに勝点3を手にした。1得点・1アシストで勝利の立役者となった鈴木 優磨が負傷交代したのは気がかりな点。復帰後初ゴールを決めた垣田 裕暉に大きな期待がかかる。G大阪は前節横浜FCと1-1で引き分けた。状態を上げてきた宇佐美 貴史が今節もチームを力強く牽引するはずだ。
柏はホームで京都と対戦。前節はC大阪に0-1で敗れている。今季5度目の完封負けと得点力不足に苦しむなか、経験豊富な武藤 雄樹がチームに勢いをもたらすゴールを決められるか。対する京都は鳥栖に競り負け、連勝はならなかった。2戦連発中の豊川 雄太に今節もかかる期待は大きい。
横浜FCはホームに札幌を迎える。前節はG大阪と引き分け、開幕9戦勝利なし。それでも先制されながらも追いつく粘りを披露した。今節も相手の攻撃を凌ぎながら、限られたチャンスをモノにする戦いで勝機を高めたい。札幌は福岡と引き分け、2試合勝利なしとなった。2点を先行しながら追いつかれただけに、リード時の試合運びが勝利へのポイントとなりそうだ。
■各試合の見どころをチェック
横浜FCvs札幌
C大阪vs広島
神戸vs湘南
柏vs京都
FC東京vs新潟
横浜FMvs名古屋
福岡vs川崎F
鹿島vsG大阪