明治安田生命J2リーグは12日の水曜日に第9節の11試合が行われる。
首位の町田はアウェイで磐田と対戦。前節は秋田に敗れ、連勝が6でストップ。今季初黒星を喫した。堅い守りは健在なだけに、得点を奪えなかった攻撃陣が意地を見せたいところだ。対する磐田は水戸に大勝を収めた。2ゴールを奪ったドゥドゥが、チームにさらなる勢いをもたらせるか。
2位の大分はホームに山口を迎える。前節はいわきを下し、2連勝を達成。首位の町田に勝点で並んでいる。ともにゴールを決めた中川 寛斗と野村 直輝のアタッカーコンビが、今節も攻撃を力強く牽引するはずだ。一方の山口は栃木と引き分け、2連勝はならず。それでも終了間際に追いつく粘りを披露した。殊勲の同点弾を決めた梅木 翼が再び結果を残せるか。
東京Vvs秋田は3位と4位の好調対決となる。東京Vは前節清水に敗れ、連勝が4でストップした。今季初の複数失点を喫した守備の修正がポイントとなりそうだ。秋田は前節、首位の町田を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。今節も強度の高い守備を保ち、再び上位撃破を狙う。
3連勝で5位に浮上した群馬は、大宮の本拠地に乗り込む。前節は長崎を1-0で下している。3戦連発中の佐藤 亮が今節も重要な役割を担うだろう。大宮は前節、山形に2-1で競り勝った。4戦4勝と得意のホームゲームで今季初の連勝なるか。
6位の甲府はアウェイで長崎と対戦。前節は仙台に敗れ、4連勝で止まっている。3点を奪われた守備の修正が重要なテーマとなるだろう。長崎は群馬に敗れ、こちらは連勝が3でストップした。今節はエースのフアンマ デルガドが出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手がチャンスをものにしたい。
岡山はホームに熊本を迎える。前節は藤枝と引き分け、3試合連続のドローとなった。終了間際に追いついた粘り強さを今節にも持ち込み、5試合ぶりの勝点3を目指す。熊本は前節金沢を下し、4試合ぶりに白星を掴んでいる。今季3点目を決めた石川 大地に今節もかかる期待は大きい。
清水はホームで仙台と対戦。秋葉 忠宏新体制で臨んだ前節は東京Vを下し、待望の今季初勝利を手にしている。途中出場から好パフォーマンスを見せた神谷 優太の起用法がカギを握りそうだ。仙台は甲府を下し、連敗を2で食い止めた。山田 寛人と中島 元彦の若き2トップがチームにさらなる勢いをもたらしたい。
栃木はホームに山形を迎える。前節は山口と引き分け、3試合勝利から遠ざかる。ここまでわずか5得点と決定力不足を露呈するなか、今季まだゴールのない矢野 貴章の爆発が待たれる。山形は前節、渡邉 晋新監督の下でリスタートを切ったものの、大宮に1-2と敗戦。これで6連敗となった。ここまで4得点と孤軍奮闘の活躍を見せるチアゴ アウベスが悪い流れを断ち切る役割を担いたい。
金沢はホームでいわきと対戦。前節は熊本に敗れ、4連勝はならなかった。ここ4試合で3得点と好調の加藤 潤也が再びチームを勢いづけられるか。いわきは大分に敗れ、3戦未勝利となった。開始早々の失点で展開を難しくしただけに、試合の入りがポイントとなるだろう。
藤枝はホームに千葉を迎える。前節は岡山と引き分け、2試合勝利なし。土壇場での失点で追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。対する千葉は徳島と引き分け、7試合勝利なしとなった。小森 飛絢が好調を維持するだけに、失点が減らない守備組織を上手く立て直したい。
唯一の未勝利で最下位に沈む徳島はホームで水戸と対戦。前節は千葉と引き分け、3試合連続のドローとなった。それでも柿谷 曜一朗に初ゴールが生まれたのは好材料。調子を上げてきたエースがチームに初勝利をもたらせるか。水戸は磐田に敗れ、連勝はならず。リーグワーストの16失点を喫する守備組織の再構築が求められてきそうだ。
■各試合の見どころをチェック
栃木vs山形
大宮vs群馬
東京Vvs秋田
金沢vsいわき
清水vs仙台
磐田vs町田
藤枝vs千葉
岡山vs熊本
徳島vs水戸
長崎vs甲府
大分vs山口