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開幕3連勝とスタートダッシュに成功した神戸が首位に立つ。昇格2チームは対照的な状況に【マンスリーレポート(2月・3月):明治安田J1】

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2023年3月30日(木) 12:50

開幕3連勝とスタートダッシュに成功した神戸が首位に立つ。昇格2チームは対照的な状況に【マンスリーレポート(2月・3月):明治安田J1】

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開幕3連勝とスタートダッシュに成功した神戸が首位に立つ。昇格2チームは対照的な状況に【マンスリーレポート(2月・3月):明治安田J1】
エースの大迫が攻撃を牽引し、ここまで4勝1敗で首位に立つ

2月17日に開幕した今季の明治安田生命J1リーグは、3月19日までに5節までを消化した。

スタートダッシュに成功したのは神戸だ。開幕3連勝と好スタートを切ると、4節の浦和戦では敗れたものの、5節の鳥栖戦ではしっかりと勝ち切り、ここまで4勝1敗で首位に立っている。エースの大迫 勇也が攻撃を牽引し、ルーキーの泉 柊椰も戦力になっている。新戦力の本多 勇喜が最終ラインを支えるなど、攻守両面で良い状態にある。この勢いをどこまで保てるかが、4月以降の戦いのポイントとなるだろう。

名古屋はここまでわずか1失点と、まさに堅牢な守備を実現している
名古屋はここまでわずか1失点と、まさに堅牢な守備を実現している

名古屋も好調を維持する。5節を終えて3勝1分1敗で2位につける。際立つのは堅い守りだ。5試合中4試合でクリーンシートを達成。ここまでわずか1失点と、まさに堅牢な守備を実現している。攻撃では新加入のキャスパー ユンカーがしっかりと結果を出しており、このストライカーの活躍次第ではさらに勢いに乗っていきそうな気配だ。

王者・横浜FMは今季も変わらぬ強さを示している。開幕戦で川崎Fを撃破すると、続く浦和戦にも快勝。その後2試合勝利がなかったが、5節には鹿島に競り勝ち、名古屋と同勝点で3位に位置する。アンデルソン ロペス、エウベルの両外国籍選手が好調を維持し、持ち前の攻撃力は今季も健在。成熟した組織力が備わるだけに、今後も上位争いをキープしていくはずだ。

躍進を遂げるのは福岡と京都だ。福岡は開幕戦こそ神戸に敗れたものの、その後の4試合は3勝1分と負けなし。安定した守備に加え、ルキアン、山岸 祐也と前線のタレントがしっかりと結果を残している。京都は2連敗スタートとなったものの、その後に3連勝。ハイプレスからのスピーディなサッカーを展開し、勢いに乗っている。

マチェイ スコルジャ新監督を迎えた浦和も2連敗からの3連勝を達成。試合を重ねるごとに新スタイルが浸透してきており、さらなる浮上も狙えるだろう。

昇格2チームは対照的な状況にある。新潟は5節に浦和に初黒星を喫したものの、川崎F、広島と昨季の上位陣に勝利するなど、堂々たる戦いを披露。ポゼッションと縦に速いサッカーを上手く使い分け、伊藤 涼太郎、太田 修介ら攻撃のタレントがハイパフォーマンスを続けている。

一方の横浜FCは1分4敗と5節を終えてまだ勝利がない。小川 航基がJ1の舞台でもしっかりと結果を出しているものの、5試合で13失点を喫する守備の修正が喫緊のテーマとなりそうだ。

横浜FCと同様に苦しんでいるのが柏とG大阪だ。開幕戦で引き分けた両者は、その後も結果を出せず、未勝利が続いている。柏は得点力に課題を抱え、G大阪はダニエル ポヤトス新監督の下でポゼッションスタイルに挑んでいるものの、ミスから失点を重ねる展開が目立っている。ともに厳しい状況にあるなか、まずは初勝利を挙げ、好転のきっかけをつかみたい。

近年のJリーグを牽引してきた川崎Fも苦戦が続く。怪我人が多く生まれている状況にあるものの、持ち前の攻撃力が鳴りを潜めているのは気がかりな点。この状況をいかに打破していくのか。4月以降の巻き返しに期待したい。

明治安田生命J1リーグ結果(2月)
明治安田生命J1リーグ結果(3月)

 

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